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ラブカルチャースクール 2
第34章 Lesson お引越し
気恥ずかしそうにして電話をしている私の様子にセイジは、少し首を傾げている。
いやぁん!
早く用件を済ませて貰おう!
「ヤナセさんこそ、お忙しい中いつも何かと色々たくさん!有難うございます!!」
そうだ!
ヤナセも忙しいんだし、私にばっか手間掛けさせたら申し訳ない!
それに話せば話すほど、素っ裸にされていく気分だし!
「今セイジに変わりますので!」
急いでセイジにスマホを返そうとしたら…
『琴海様…何かご不便な点とか…使い勝手が分からない事がありましたら…ご遠慮なくいつでもご連絡下さい…』
「あ…」
スマホからは…
普段と変わりなく気を使ってくれる優しい声が聞こえてきた。
トックン…
本当に24時間…
ヤナセが守ってくれてるみたい…。
ヤナセのマンションとなったら、セキュリティは更に強化された様なものだ。
「有難う…ございます…何かあったらご連絡します…」
ヤナセは単純に、新しい住まいの心配をしてくれただけなのに…
変に気が急いてしまっていたのは…
後ろめたさからだろうか…。
チラッとセイジを見ると、用意されていたヤカンでお湯を沸かし始めている。
『クス…一応後ほど少し様子を伺いに参りますので…』
「はい…有難うございます…」
どこか心ここに在らず状態だった私は…
最後のヤナセの言葉を…
深く気に止めていなかった。
いやぁん!
早く用件を済ませて貰おう!
「ヤナセさんこそ、お忙しい中いつも何かと色々たくさん!有難うございます!!」
そうだ!
ヤナセも忙しいんだし、私にばっか手間掛けさせたら申し訳ない!
それに話せば話すほど、素っ裸にされていく気分だし!
「今セイジに変わりますので!」
急いでセイジにスマホを返そうとしたら…
『琴海様…何かご不便な点とか…使い勝手が分からない事がありましたら…ご遠慮なくいつでもご連絡下さい…』
「あ…」
スマホからは…
普段と変わりなく気を使ってくれる優しい声が聞こえてきた。
トックン…
本当に24時間…
ヤナセが守ってくれてるみたい…。
ヤナセのマンションとなったら、セキュリティは更に強化された様なものだ。
「有難う…ございます…何かあったらご連絡します…」
ヤナセは単純に、新しい住まいの心配をしてくれただけなのに…
変に気が急いてしまっていたのは…
後ろめたさからだろうか…。
チラッとセイジを見ると、用意されていたヤカンでお湯を沸かし始めている。
『クス…一応後ほど少し様子を伺いに参りますので…』
「はい…有難うございます…」
どこか心ここに在らず状態だった私は…
最後のヤナセの言葉を…
深く気に止めていなかった。