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ラブカルチャースクール 2
第34章 Lesson お引越し
ヤナセとの通話が終わって、おずおずとセイジに近寄っていくと
「話し終わった?」
微笑みながら振り向いた。
ドキ…
私は…この笑顔が凄く好き…。
セイジの笑顔を見る度に…
きっと毎回、ときめいてしまうだろう。
スマホを差し向け
「うん…終わった。分からない事があったら連絡していいからって…」
「そっか〜流石ヤナセ…細やかだよね…」
受け取ったスマホを胸ポケットに戻し、セイジは笑ったけど…
今日もちょっと寂しそうに見えた。
昨日からどうしたんだろ?
「セイジ?」
「琴海…お茶淹れて一息つこうか」
「う、うん!」
「ティーカップとか食器も揃ってるから、使わせて貰おう」
「そうだね!私が用意するね!」
妙な違和感を残しつつ、立派な食器棚からティーセットを準備し始めたが…
見るからに…お高そうだった。
「セイジ…本当にこれ…使っていいの?オブジェじゃなくて…」
全部高級なインテリアに見えるんですけど。
「オブジェ…じゃないと思うよ」
食器棚の前で呆然と立ち尽くしてる私に、セイジは笑いを堪え気味で寄ってきて
「ヤナセが使えそうな物は残しておいたから、適当に使ってって言ってたよ…あぁ…こりゃ気が引けるね…」
紅茶好きな私としては買えないけど、憧れのティーセットを本で見た事はあった。
その憧れの高級な陶器が、眩いばかりに並んでいる。
本当に御伽の王国にでも、紛れ込んでしまったような錯覚に陥りそうだ。
「話し終わった?」
微笑みながら振り向いた。
ドキ…
私は…この笑顔が凄く好き…。
セイジの笑顔を見る度に…
きっと毎回、ときめいてしまうだろう。
スマホを差し向け
「うん…終わった。分からない事があったら連絡していいからって…」
「そっか〜流石ヤナセ…細やかだよね…」
受け取ったスマホを胸ポケットに戻し、セイジは笑ったけど…
今日もちょっと寂しそうに見えた。
昨日からどうしたんだろ?
「セイジ?」
「琴海…お茶淹れて一息つこうか」
「う、うん!」
「ティーカップとか食器も揃ってるから、使わせて貰おう」
「そうだね!私が用意するね!」
妙な違和感を残しつつ、立派な食器棚からティーセットを準備し始めたが…
見るからに…お高そうだった。
「セイジ…本当にこれ…使っていいの?オブジェじゃなくて…」
全部高級なインテリアに見えるんですけど。
「オブジェ…じゃないと思うよ」
食器棚の前で呆然と立ち尽くしてる私に、セイジは笑いを堪え気味で寄ってきて
「ヤナセが使えそうな物は残しておいたから、適当に使ってって言ってたよ…あぁ…こりゃ気が引けるね…」
紅茶好きな私としては買えないけど、憧れのティーセットを本で見た事はあった。
その憧れの高級な陶器が、眩いばかりに並んでいる。
本当に御伽の王国にでも、紛れ込んでしまったような錯覚に陥りそうだ。