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ラブカルチャースクール 2
第34章 Lesson お引越し
ドキン…

昨日から何度も見せる…
この表情…

セイジの心の中は、どんな状態なの?

「セイジ…聞いていい?」

「ん…?」

ドックン…

そう言ってみたものの…
不安で手のひらが汗ばんでくる。

「旦那との離婚の事…気にしてる?」

余りセイジに旦那の話しはしたくなかったけど…
ラブカルに通い始めた切っ掛けなんだから今更だろう。

『掟』が改定されたら、セイジと一緒になれる期待が高まる。

その時に、なんでも話し合える様に…
信頼したいし…
して欲しい…。

下唇を噛んで肩を竦めていると、セイジは紅茶を飲んだ口元を小さく綻ばせ

「琴海…あっちのソファーに座ろうか?」

立ち上がって私の分のカップも持って、リビングに運んで行く。

「セイジ?」

慌てて立ち上がると、ガッタンと大きく椅子を揺らしてしまった。

ヒィ!
高級家具だけど、傷付いたりしてないかな?

でも今は確認してる余裕はない…
あとでチェックする事にしよう。

セイジはリビングのテーブルに、ティーカップを並べて置き、中指と薬指を軽く数回曲げ

「琴海、おいで」

手招きをする。

キュン!

セイジの手招き…
凄く好き…。

少し頬を赤らめながら、セイジが座る横にチョコンと腰掛けた。

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