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ラブカルチャースクール 2
第34章 Lesson お引越し
「セ…セイジ…本当に大丈夫だよ」

「でも…ヤナセに連絡して診てもらおっか」

セイジはもう片方の手でスマホを取り出そうとしたが、
早めにヤナセが来ちゃったら、そこでこの時間は終わってしまう!

「あっ!いや…その……久々にセイジと二人っきりで…興奮しちゃって…」

動きが止まったセイジは、目を開いて固まった。

「へ…興奮?」

「う…うん…久々に会えて…嬉しかったから…」

これくらいの言葉なら…
許されるよね…。

恥ずかしくて、少し俯いて目を伏せる。

「琴海……」

頬に触れていたセイジの指先が、顔の輪郭をなぞる様にそっと撫で始め…

その感触に背中がゾクゾクしてくる。

「あ…」

「琴海…さっきの質問なんだけど…どうして?」

「質問……ぁ…」

指先の向きが変わり、中指が耳たぶの裏を擦りだした。

「うん…」

ジッと見詰めてくるセイジの視線が、艶っぽく揺れて…
それだけ下腹部がジンジンと疼きだす。

「セイジ……昨日から…寂しそうな顔…してるから…気になって…」

「寂しそうな顔?」

「…ふぅ…ん…」

押しせてくる心地良さに溺れてしまいそうなのを堪えながら、鼻から抜ける返事で頷く。

「そっか…はは…はぁ……」

セイジは私の頬を包み込んだまま、溜め息を大きく付いて肩を落とし…

「琴海…旦那さんとの事…凄く…気になってたよ…」

ボソっと呟く様に話し出した。

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