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ラブカルチャースクール 2
第34章 Lesson お引越し
キュッ…
切な気に言われて、胸が締め付けられた。
「セイジ…」
セイジは指先で、私の頬を撫で続ける。
「旦那さんの事も…離婚の事も…他にも…」
「他…?講師を目指す事とか?」
本当は反対なんじゃ…
不安な気持ちでセイジの瞳を食い入る様に見ると、セイジは苦笑して
「全く…気にならないって言ったら…嘘かな…」
「嘘……」
ドックン…
ここで否定されたら…
生きていく目的を失いそうな気分だ。
「私…講師に向かないかな…」
目に涙が浮かんできてしまうと、セイジは辛そうにギュッと眉根を寄せ
「琴海…そうじゃない…そうじゃないんだ…」
少し声を詰まらせながら、長い腕で身体を絡め取り…
広い胸に私の顔を埋めさせた。
「セ…イジ…」
一番大好きな腕の中…
ずっと抱き締めて欲しいと願いながらも…
叶うことを望んではいけなかったのに…
こうやって抱き締められると…
時が止まって欲しいと…
もっと我が儘な願いを求めてしまいそうで…
「あ…」
口に出せない言葉を飲み込みながらも…
手のひらをセイジの背中に這わせていった。
切な気に言われて、胸が締め付けられた。
「セイジ…」
セイジは指先で、私の頬を撫で続ける。
「旦那さんの事も…離婚の事も…他にも…」
「他…?講師を目指す事とか?」
本当は反対なんじゃ…
不安な気持ちでセイジの瞳を食い入る様に見ると、セイジは苦笑して
「全く…気にならないって言ったら…嘘かな…」
「嘘……」
ドックン…
ここで否定されたら…
生きていく目的を失いそうな気分だ。
「私…講師に向かないかな…」
目に涙が浮かんできてしまうと、セイジは辛そうにギュッと眉根を寄せ
「琴海…そうじゃない…そうじゃないんだ…」
少し声を詰まらせながら、長い腕で身体を絡め取り…
広い胸に私の顔を埋めさせた。
「セ…イジ…」
一番大好きな腕の中…
ずっと抱き締めて欲しいと願いながらも…
叶うことを望んではいけなかったのに…
こうやって抱き締められると…
時が止まって欲しいと…
もっと我が儘な願いを求めてしまいそうで…
「あ…」
口に出せない言葉を飲み込みながらも…
手のひらをセイジの背中に這わせていった。