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ラブカルチャースクール 2
第34章 Lesson お引越し
「大丈夫…大丈夫…」

一つ覚えみたいに、『大丈夫』と何度も繰り返す。

セイジの腕が静かに腰に回されて、徐々に力が入ってきた。

「琴海…ごめん…」

そう呟く様に言ったセイジの声は、まだ微かに震えている。

ドックン…

もしかしたらセイジは…
私の想像を超えるくらい、一人で背負い込んでいたんだろうか…。

 それとも…ヤナセに何か言われたのかな?

はっ!
若しくは…ワタリとか?

色んな仮定が頭の中をグルグルと加速し始めて、視界も歪みそうになったが…

腰に絡まったセイジの腕に力がこもって我に返る。

いけない…
今は私がしっかりしないと!

「ん…セイジ?」

身体を少し浮かせて胸の中を覗き込むと、憂い顔のセイジがジッと見上げていた。

「琴海…」

喉から絞る様な切ない声が、妙に色っぽくて感じ…

そして…

愛しい…。

「セイジ…」

暗黙の了解の如く、お互い瞼を伏せて…

顔を傾ける。

鼻先を掠める様に交差して…

セイジの吐息が唇を震わせ…

赤い膨らみが触れ合う…


瞬間…

「ピンポ〜ン!」

玄関のチャイムが鳴った。

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