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ラブカルチャースクール 2
第6章 M Lesson 2回目
ワタリは二人分カップに注ぎ

「ほら…」

また目の前に突き出されたが、この無骨さも紅茶みたいに温かく感じてきた。

「有難うございます」

カップに口を付けながら、ワタリもソファーに腰を掛ける。

自宅みたいにラフな行動に、見えるんですけど…。

半分くらい飲んだカップをテーブルに置いて、ワタリは一息吐き

「今日…泣いてた理由だが…」

ドキン!
ヤバイ…やっぱり聞かれた…。

「は…い…」

「マスターも始まったばかりだから…敢えては今回は問わ無いが…今度また泣いたら…次は無いと思え…」

サァァァァ……
一気に血の気が、引いていく…。
前言撤回…やはり怖かった…。

「チビがどうゆう思いで講師を目指してるかは知らんが、マスターコースもスクールに講師も…生徒が思う程…甘くはないんだぞ」

ズキン…胸が小さく痛む…。

「それは…覚悟をしています…」

ワタリはジロッと睨み

「後悔するかも…しれないぞ…飲んだら今日は終わりだ」

そう言って、残りの紅茶を一気に飲み干していた。

まだ温かいカップを手で包み、口を結ぶ…

この時は、言われてる事も解ってるつもりだった…
けど…

ワタリの言葉の意味を…いつか痛い程…

思い知らされる事になるなんて…。


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