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ラブカルチャースクール 2
第34章 Lesson お引越し
「あの…ヤナセさん…何か楽しい事でも?」
携帯越しのヤナセが余りにも楽しそうだったから聞いてみてしまった。
『クス…いえ…私が初めて琴海様に電話した時の事を思い出しまして…』
「初めて……あぁ…」
そうだ…
ネットでラブカルを見付けて申し込んだら、ヤナセから連絡が来て…
勢い良く出た私に
『クス…』
ヤナセは笑みをこぼしていたっけ…
良く覚えているなぁ。
1年も経ってないのに、凄く昔に感じてしまうのは…
自分に起きた出来事が、色々あり過ぎたからだろうか…
それとも…
「年…かな…」
『琴海様…何かございましたか…?』
私の陳腐な呟きに、ヤナセはスマートに切り返してくれた。
「あっ!そう…そうなんです!お風呂に入ろうとしたんですが、システムがハイテク過ぎて操作が解らなくて…」
それしか言ってないのにヤナセは
『琴海様…もしかして…お湯を被ってしまいましたか?』
まんまと見破られた。
ギックゥ〜!
「はい…あちこち触ってしまいまして…」
『畏まりました…今マンションに着いて、部屋に上がってますので…しばらくお待ち頂けますか…では…』
そこで通話は切れたが…
なんですと!?
もう上がって来てるって!!
服着たまま濡れてしまって見窄らしい姿で、ヤナセ様をお出迎えなんて!!
「着替えなきゃ…着替え…」
一人で挙動不審な動きをしている間に…
ピンポ〜ン!
今度こそヤナセがチャイムを鳴らした。
携帯越しのヤナセが余りにも楽しそうだったから聞いてみてしまった。
『クス…いえ…私が初めて琴海様に電話した時の事を思い出しまして…』
「初めて……あぁ…」
そうだ…
ネットでラブカルを見付けて申し込んだら、ヤナセから連絡が来て…
勢い良く出た私に
『クス…』
ヤナセは笑みをこぼしていたっけ…
良く覚えているなぁ。
1年も経ってないのに、凄く昔に感じてしまうのは…
自分に起きた出来事が、色々あり過ぎたからだろうか…
それとも…
「年…かな…」
『琴海様…何かございましたか…?』
私の陳腐な呟きに、ヤナセはスマートに切り返してくれた。
「あっ!そう…そうなんです!お風呂に入ろうとしたんですが、システムがハイテク過ぎて操作が解らなくて…」
それしか言ってないのにヤナセは
『琴海様…もしかして…お湯を被ってしまいましたか?』
まんまと見破られた。
ギックゥ〜!
「はい…あちこち触ってしまいまして…」
『畏まりました…今マンションに着いて、部屋に上がってますので…しばらくお待ち頂けますか…では…』
そこで通話は切れたが…
なんですと!?
もう上がって来てるって!!
服着たまま濡れてしまって見窄らしい姿で、ヤナセ様をお出迎えなんて!!
「着替えなきゃ…着替え…」
一人で挙動不審な動きをしている間に…
ピンポ〜ン!
今度こそヤナセがチャイムを鳴らした。