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ラブカルチャースクール 2
第34章 Lesson お引越し
来ちゃたぁぁぁぁ〜!!

「わっ!わっ!どうしよう!」

取り敢えずバスタオルを肩から掛けて、ドアを開けようと玄関に向かったが…

ガチャ…

勝手にドアが開いた。

ポルターガイスト!?

「琴海様…大丈夫ですか?」

ドアの隙間から、それは美しいゴースト…
違った…ヤナセが現れた。

「あ…はい…ドアを開けようと…」

咄嗟にバスタオルを頭に被った姿に、ヤナセは目を少し細め

「失礼しました…スペアキーで開けてしまいまして…驚かれましたよね…」

身体を傾けながら妖艶な微笑みを浮かべ、心配そうに顔を覗き込んでくる。

ドッキ〜ン!

いつもスクールで見ている微笑みなのに、シチュエーションが違うだけで、胸がバクバクしてしまう。

「だ、だ、だいじょぶです…」

毎回ヤナセが心配してくる時は…
大抵『羞恥プレイ』が始まってしまうから、ちょっと身構えると案の定…

「琴海様…取り敢えず濡れた衣類をお脱ぎ下さい…」

その美しい彫刻の様な方は、サラッと言ってのけました。

「はい?」

「いくらお湯でも濡れたままですと冷えてしまいます…直ぐにお湯を張りますので…衣類を脱いで温く致しましょう…」

確かに、ごもっとも。

「分かりました…着替えて…参り…」

「先ずはシャワーを浴びましょう…お身体洗っている間にお湯も溜まりますので…」

ほうほう…なるほど…。

「分かりました…ではシャワーの使い方を…」

「琴海様…せっかくですので…お背中お流しいたします…」

「分かりました…お背中……はい?」

目ん玉が飛び出そうなくらい見開いて、油を差してないロボットみたいにゆっくり振り向くと…

そこには…

人差し指の背を顎に当てて…
妖しく微笑むヤナセ様の微笑。

キタァァァァァァァ〜!!

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