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ラブカルチャースクール 2
第34章 Lesson お引越し
ポカ〜ンと口を開いて呆然とし、ヤナセをガン見すると

「では…シャンプーから始めますね…琴海様…こちらに腰掛けて下さい…」

そう言って微笑む、世界中の人を魅了しそうな笑顔が…
私には世にも恥ずかしい『羞恥プレイ』のスタート合図にしか思えなかった。

「ヤナセさん…頭は自分で洗いますので…」

ダメ元で言ってみると…案の定…

「先に頭の方を洗われた方が…身体に付いた液体を洗い流せますが…」

「はぁ…そうだとは思うんですが…背中だけじゃなく、髪まで洗って頂くのは申し訳ないので…」

「では…洗い終わるまで…お待ちしますか?」

な、なんですって!?
私が髪を洗ってる姿を視姦…
あ…監視されるって事??

また口をポカ〜ンとさせ、その様子を想像してみると…

異様に恥ずかしい…

だって、タオルで身体が隠せなくなるし…
はっ!もしかして、タオルはそのためだったのか!!

ヤナセの行動全てに、何かが仕掛けられている様な錯覚が起きてくる。

口だけでなく、目まで見開くと

「クスクス…ご心配されなくても大丈夫です…本当に髪と背中だけ洗いますから…」

湿った前髪を指先で払いながらヤナセは、また私の胸の内を見透かし、楽しそうに微笑む。

「すみま…しぇん…」

身体だけじゃなく心の中まで丸裸にされていく気分で、胸元のタオルをギュッと握った。

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