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ラブカルチャースクール 2
第34章 Lesson お引越し
な、な、なんと!
私の歯磨きだったのかぁ〜!!

ってぇ〜!
ちっがぁ〜うっ!
歯磨きくらい自分でしたいし!

そう思ってもヤナセは私の口を開かせ、当然の様に歯ブラシを突っ込んで磨き出す。

「ひゃ、ひゃぁなへはぁ〜ん!」

なんとかあがらってみようとしてもそんなの無駄な努力で

「前からより…後ろからの方が…やり易いですね…」

ボソッと呟いて、顎を掴んだままヤナセは私の背中に移動した。

なにぃ〜!
今度は、なにぃ〜!?

まるで後ろから抱き締められるみたいに、肩越しからヤナセの腕が回されてくる。

ドッキ〜ン!

実際抱き締められる訳じゃないけど、ちょっドキドキしてしまう。

更に…

「琴海様…失礼致します…」

顎を下から持ち上げられて、顔を仰向けにされてしまうと…

サラッ…

ヤナセの前髪が頬を掠め…

「やはり…この方が磨き易そうです…」

そう言ってニッコリ微笑む麗しの笑顔が、物凄く至近距離で覗き込んでいた。

ヒィィィィ〜!

頭の天辺は、ヤナセの胸に当たってピッタリと固定されている。

近い!近いぃ!

見上げるヤナセの瞳は、まるでプラネタリウムの様にキラキラしていて、美しい星空でも見てるみたいだ。

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