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第35章 Ｍ Lesson 12回目

手に持ったタブレットを肩に当て、フッと柔らかく口元を綻ばせる仕草だけで、マサキのフェロモンが漂ってきそうだ。

「琴海さん…前回の教養講義は一緒に受講させて貰って有難う…」

マサキの言葉にホズミ姉さんの膣トレと、その後の『お仕置き』騒動が蘇ってくる。

「こちらこそ有難うございました！マサキさんとコウセイさんも一緒で楽しかったです！」

膣トレなのに男性の二人もトレーニングさせられてしまって、中々見れない光景で面白かったし、心強かった。

「色々と参考になったよ…あの後は大丈夫だったかい？」

ドキッ！

「あ…あの後…ですか…」

膣トレ後のトイレでの出来事を思い出すと、恥ずかし過ぎて顔が熱くなってきた。

「ヤナセ…珍しいくらい相当ご立腹だったから」

あの時もマサキとコウセイは心配そうにしてたから、気にしてくれていたんだろう。

「だ…大丈夫でした…」

本当は…
色んな意味で大変だったけど…

汗を拭う様に手の甲を頬に当て、熱を冷まそうとする私の横にマサキはゆっくりと腰を掛け

「そう…なら良かったよ…まぁホズミは搾られていたけどね。はははっ！」

小さく笑うと、相変わらずのバリトンボイスが心地良く響いた。