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ラブカルチャースクール 2
第35章 M Lesson 12回目

「今、お茶を入れるね…」
座ったばかりなのにマサキは、タブレットをテーブルに置いて、立ち上がろうとしたから
「マサキさん!私が、お茶を淹れます!」
「えっ?」
コウセイの時同様、せっかくだから私が淹れたい。
ピョンッと飛び跳ねるようにソファーから立ち上がって、給湯場に向かう。
「琴海さん…」
最初は少し驚いたマサキも、お茶の準備を積極的に始める私の姿に、優しい眼差しで見守ってくれた。
「マサキさん、珈琲でいいですか?」
ラブカルレストランでスタンダードメンバーに遭遇した時、皆珈琲を飲んでいたから一応確認してみると
「うん…豆は何でもいいよ…」
「分かりました〜!少々お待ち下さい!」
バイトの癖で接客口調になっていたが、人にお茶を淹れるのが、凄く楽しく感じてきた。
手際良く珈琲を淹れる私に
「琴海さん…楽しそうだね?何か良い事でもあったのかな?」
そう聞いてきたマサキは、開いた膝に肘を立て、両手の指を組んで少し前屈みで微笑んでいる姿が、やたら様になっていて色っぽく見える。
「良い事…ですか…」
「前回は…ちょっと苦しそうだったから…今日は凄く明るく感じる」
あぁ…そうだ…
前回のマサキのレッスンの時は先が見えない不安に、話しを聞いて貰いながらボロボロと泣いてしまったんだ…。
でも今日の私は、あの時とは違う…。
「マサキさん…私、先週…旦那と離婚したんです」
離婚の事を伝えた瞬間、普段余り動揺しないマサキが、思いっきり目を見開いた。
座ったばかりなのにマサキは、タブレットをテーブルに置いて、立ち上がろうとしたから
「マサキさん!私が、お茶を淹れます!」
「えっ?」
コウセイの時同様、せっかくだから私が淹れたい。
ピョンッと飛び跳ねるようにソファーから立ち上がって、給湯場に向かう。
「琴海さん…」
最初は少し驚いたマサキも、お茶の準備を積極的に始める私の姿に、優しい眼差しで見守ってくれた。
「マサキさん、珈琲でいいですか?」
ラブカルレストランでスタンダードメンバーに遭遇した時、皆珈琲を飲んでいたから一応確認してみると
「うん…豆は何でもいいよ…」
「分かりました〜!少々お待ち下さい!」
バイトの癖で接客口調になっていたが、人にお茶を淹れるのが、凄く楽しく感じてきた。
手際良く珈琲を淹れる私に
「琴海さん…楽しそうだね?何か良い事でもあったのかな?」
そう聞いてきたマサキは、開いた膝に肘を立て、両手の指を組んで少し前屈みで微笑んでいる姿が、やたら様になっていて色っぽく見える。
「良い事…ですか…」
「前回は…ちょっと苦しそうだったから…今日は凄く明るく感じる」
あぁ…そうだ…
前回のマサキのレッスンの時は先が見えない不安に、話しを聞いて貰いながらボロボロと泣いてしまったんだ…。
でも今日の私は、あの時とは違う…。
「マサキさん…私、先週…旦那と離婚したんです」
離婚の事を伝えた瞬間、普段余り動揺しないマサキが、思いっきり目を見開いた。

