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ラブカルチャースクール 2
第35章 M Lesson 12回目
「離婚…本当かい?」

見開いた目を細め、眉間に皺を寄せた表情は、なんとなく切なく見える。

マサキがラブカルの講師になった理由は知らないけど、私がマスターに進むのも余り賛成してなかったし、スクールも生徒が増加しているのも嬉しそうじゃなかった。

でも、それが本当は…
『普通』なのかもしれない…。

親身になって相談に乗ってくれていた分、申し訳なさも湧いてくる。

「はい…正式に…」

思えばあの『膣トレ』で、ホズミが四天王ルールでお仕置きされて、大量に作ったスコーンが『離婚』話しまで進展したんだと思うと…
ちょっと複雑な気分で、細かい経緯は言い難い。

マサキは目を伏せ、少し俯き…

「そうか…今日はある意味『門出』になるんだね…」

バリトンボイスで囁く。

「マサキさん…」

顔を上げたマサキは

「旦那さんとの事は力及ばずだったけど…これから琴海さんが進もうとしている道には、改めて協力出来たらと思うよ」

凄く優しく微笑み掛けてくれた。

ドックン…

『協力』してくれると言ったマサキの言葉に…

胸が熱く震えてくる…。

「有難うございます!マサキさんにそう言って貰えて…凄く心強いです!」

女性講師への夢を認めて貰えたみたいで、凄く嬉しかった。

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