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ラブカルチャースクール 2
第35章 M Lesson 12回目
「マサキさん?」

マサキの腕が腰に回ってきて、包み込むように抱き締めてくれる。

ワタリ程ではないが、マサキの太くて逞しい腕は温かくて、凄く安心できた。

「琴海さん…この体勢のままが『本駒駆け』はやり易いから…前回の潮吹きの要領でしてみるね」

後ろから耳元で囁くバリトンに鼓膜が震えて、ゾクっと寒気に似た快感が背中を走り抜けて行く。

「あっ…はい…」

「じゃぁ…脚をゆっくり開いて…」

ヤナセも催眠術を掛けるみたいに囁くが、マサキも近い物を感じる。

声を聞くだけで身体が反応してしまって、胸の先までもう硬くなり始めてきた。

ススス…ス…

踵を引き摺りながら脚を開くと、白いシーツに小さな波が作られる。

マサキの手が膝に乗せられ、開く角度と共に指先が内腿へとなぞり伝う。

「はぁ…」

女性の感じ易い部分を熟知している講師の指は、楽譜だけ見ている演奏者みたいに見事な旋律を奏でていく。

柔らかい小山には直ぐ行き着かず、その手前の谷間を太い指先が散策を始める。

「ふぅ…あぁ…」

内腿を解すみたいに弄る指先の熱さに意識が集中してしまう。

背中はマサキの胸に密着し、熱がこもって少し汗ばんでくると…

シュルッ…

腰に絡み付いていた腕が引かれ、静かにローブの腰紐を解いた。

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