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ラブカルチャースクール 2
第35章 M Lesson 12回目
まだ蒸気した顔でマサキをジッと見詰めると、マサキは眉間に皺を寄せた。

ドックン…

もしここで止められたら…
マサキの言う通りにしよう。

きっと講師たちが確認する私の申し送りには

『無茶するので注意!!』
黄色い三角に!マークが付いていそうだ。

無茶して何か起きらた、またヤナセ様が出動してきてしまうだろうし…

などと…
本当は前に進みたいと逸る気持ちを抑える準備を始めると…

「ふぅぅぅ…」

マサキは一息深く吐いた。

そんな溜め息さえもダンディに、少し困った様な表情で

「はは…琴海さんは本当に頑張り屋さんだね…その情熱、見習わないとだね俺も」 

でも、凄く優しく微笑んでくれた。

トックン!トックン!

「マサキさん…」

胸が高鳴ってきて…

「少し休んだら最後の『茶臼のばし』をしてみようか…体勢は無理はないから大丈夫だと思うから」

「はいっ!有難うございます!マサキさん!」

高揚感に一気に身体が熱くなる。

嬉しさの余り上体を腹筋だけで起こし万歳まですると、小さな胸が再びプルルンと揺れた。

そんな私にマサキは口元に拳を軽く当て

「ふ…くっくっ…」

抑える様に笑うバリトンの音色が、凄く嬉しく思えた。

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