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第35章 Ｍ Lesson 12回目

「えっ？うひゃっ！マサキさぁ〜ん！？」

「琴海さんも…少し落ち着いちゃったから、濡らしておこうか」

「へっ！あぁ…はひっ！」

マサキの舌先が、熱の引いた赤い粒を突き出す。

「はぁ…あぁぁぁ…」

ツンツンと…突つかれる度に、甘い痺れが谷間から逆流してくる。

こうなってみて

『お言葉に甘えようかな…』

の意味を理解した。

マサキは『される』より『する』方を選んだんだ。

「マ…マサキ…さん…」

様子を見ようと下腹部を覗こうとしたが、思いっきり脚を上げられていて、顎を引くのが精一杯。

チロッと見えたのは、股間の間に挟まっているマサキの頭だけだった。

ピチャ…クチュ…ピッチョン…

弾ける水音が、陰部から響きだす。

「あ…んっ…あぁ…」

普段から入念で長いマサキの愛撫は、ただしつこいだけではない…
女性の性感帯を熟練のテクニックが駆使されている。

それは手やペニスだけじゃない…
勿論、『舌』も然りな訳で…

「はぁぁぁ…あんっ…あっ！ふぅっ！」

さっきは指先で潤わした花園を舌先だけで乱れさせていく。

果実を味わうのを焦らすかの様に、ザラっとした舌の表面が何度も薄皮を擦りながら舐め上げる。

「ん…んっく…ふぁぁあぁぁ…」

捲られた皮の隙間から覗く果肉が微かに舐められると、天井に向けて伸びるつま先までビリビリ電流が駆け上り

「やぁっ…はぁぁぁんっ！」

膝が曲がりそうなほど、震わされた。