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ラブカルチャースクール 2
第35章 M Lesson 12回目
ヤナセはゆっくりと私の背中を倒して、仰向けに横たわらせる。
「琴海様…少々…失礼致しますね…」
そう言って柔らかく微笑んで、両手で頬をそっと包み込んできた。
ドキッとする様な…
まるで王子様が、眠る乙女にキスでもしそうなアングルだけど…
「下瞼…見ますね…」
「はい〜」
あっかんべーするみたいに、ビヨ〜ンと親指で下げられて
「鉄剤は…まだ飲まれてます…?」
「いえ…貰ったのはもうなくなってしまって…」
「そうですか…スクール様に用意してあるのを…後ほどお分け致しますね…次…脈を測ります…」
「はい…」
ヤナセは手首に指を軽く当てて、腕時計を見ながら脈を測りだす。
長い睫毛を少し伏せ、静かに時計を見る横顔は真剣だった。
ローブは羽織れどベットの上に真っ裸状態で、『お医者さん』プレイみたいだが、今のヤナセは完全に『医者』だった。
「はい…脈は正常ですね…琴海様…息苦しくないですか…?」
掴んでいた腕をローブの中に戻しながら、目を細めて心配そうに聞いてくるヤナセの表情が妙に綺麗で、ある意味息苦しくなる。
「はぁ…眩しいです…」
深く息をしながら、思わず心の声を吐露してしまうと、ヤナセとマサキは怪訝な顔になり
「苦しいのかい…琴海さん?」
「琴海様…今から精密検査…致しましょうか?」
具合が悪いと勘違いさせてしまった。
「琴海様…少々…失礼致しますね…」
そう言って柔らかく微笑んで、両手で頬をそっと包み込んできた。
ドキッとする様な…
まるで王子様が、眠る乙女にキスでもしそうなアングルだけど…
「下瞼…見ますね…」
「はい〜」
あっかんべーするみたいに、ビヨ〜ンと親指で下げられて
「鉄剤は…まだ飲まれてます…?」
「いえ…貰ったのはもうなくなってしまって…」
「そうですか…スクール様に用意してあるのを…後ほどお分け致しますね…次…脈を測ります…」
「はい…」
ヤナセは手首に指を軽く当てて、腕時計を見ながら脈を測りだす。
長い睫毛を少し伏せ、静かに時計を見る横顔は真剣だった。
ローブは羽織れどベットの上に真っ裸状態で、『お医者さん』プレイみたいだが、今のヤナセは完全に『医者』だった。
「はい…脈は正常ですね…琴海様…息苦しくないですか…?」
掴んでいた腕をローブの中に戻しながら、目を細めて心配そうに聞いてくるヤナセの表情が妙に綺麗で、ある意味息苦しくなる。
「はぁ…眩しいです…」
深く息をしながら、思わず心の声を吐露してしまうと、ヤナセとマサキは怪訝な顔になり
「苦しいのかい…琴海さん?」
「琴海様…今から精密検査…致しましょうか?」
具合が悪いと勘違いさせてしまった。