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ラブカルチャースクール 2
第35章 M Lesson 12回目
小ぶりの胸が晒されるのは、マサキのお陰で回避された。

「あ…有難う…ございます…」

厚みのある胸の中で、縮こまって畏る。

優しく包み込んでくれるマサキの胸の中は、温かくてホッコリして安心感が抜群だ。 

レッスン後の疲れもあって、マサキの胸の中で和みそうになると…

「琴海様…そのままマサキに寄り掛かって…お御足を少々…開いて座って頂けますか…」

そう指示してきたヤナセの顔は、さっきまでの切な気な表情ではなく、ドクターの顔だった。

「え…マサキに寄り掛かってですか?」

マサキの胸で一息付いている間に、ヤナセは着々と診察の準備をしていた様で、首に聴診器まで掛けて本格的だ。

その雰囲気に私もすっかり診察モードな気分になってきて…

「分かりました…ヤナセ…先生…」

なんて言う始末。

ヤナセは気にする様子でもなく、聴診器を持ってニッコリ微笑み

「マサキ…琴海様を支えていてくれ…」

「あぁ…了解。琴海さん、俺が後ろに座るから、胸を背凭れみたいに寄りかかってくれればいいから」

マサキは抱き締めていた腕を解いて、今度は私を脚で囲う様にベッドの上に座って、バリトンボイスで股の間に誘う。

「は、はいっ!お言葉に甘えて…失礼しますぅ」

さっきの体位みたいに背中を向けて、マサキの胸に寄り掛かる。

まさに『マサキチェアー』!!

なんて贅沢な椅子なんでしょうか!

 
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