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ラブカルチャースクール 2
第35章 M Lesson 12回目
数箇所だけ聴診器を当てると、ヤナセは優しく微笑み

「宜しいですよ…琴海様…ローブを上げて下さい…」

「もういいんですか?」

案外簡単に終わったなぁ〜。
触診って言ったから、あちこち弄られ…
あ…診られるのかと思ったのに…。

呑気にローブを胸元に上げて、もう帰るくらいの気持ちになっていると

「では…下の方を触診して参ります…」

ヤナセはいつの間にかスーツの上着を脱いで、シャツの袖を捲っている。

ドッキン!

『ヤナセの腕捲り』もデンジャーだ。

マンションのお背中流しを彷彿させられる。

片手で胸元にを押さえながら、震える指先をヤナセに伸ばす。

「ヤナセさん…触診って…」

ヤナセは綺麗なヘーゼルで、ジッと上目遣いで見詰め返し

「勿論…膣の中をです…」

眩いばかりの美しい微笑みで、ハッキリ『膣』と言い切った。

チカチカチカッ!!

頭の中がヤナセフラッシュと危険信号が交錯して、軽く目眩がして後ろにフラッと倒れ込みそうになる。

「おっと!琴海さん、やっぱり具合悪いのかな?」

マサキチェアーがナイスクッションになってくれ、心配そうに耳元で囁かれた。

あぁ…こんな椅子あったら、爆発的に売れそうな気がするぅ〜。

口元に薄ら笑を浮かべ、プチ現実逃避をしたくなった。

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