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ラブカルチャースクール 2
第35章 M Lesson 12回目
私が天井を仰いで微笑んでいる間にも、ヤナセは素早く手を消毒した。

手タレ並みに綺麗な指を真っ直ぐ上に伸ばすと、ドラマとかで観る手術前のドクターみたいだ。

マスターコースになってからヤナセのレッスンはまだだけど、色々と弄られていた。

だけど…
秘境までは辿り着いていなかったのに…

今日はいよいよ『触診』と言うなの
『羞恥プレイ』なのかな…?

ここまできたら、後はヤナセにされるがままだろう

「琴海様…これから指をゆっくり入れていきます…」

「は…い…」

「触診ですので…中を入念に診させて頂きますが…出来たら力は抜いて下さい…」

「善処…します…」

うぅ…出来るかなぁ…
ただでさえ反応し易いのに…。

ヤナセの説明だけで、半泣きになってきた。

そんな私を励ます様に

「琴海様…声を出したくなりましたら…遠慮なく…出して下さい…」

「ひゃい…畏まりましたぁ…」

触診なのに、喘ぐのは嫌ですぅぅぅ〜!

もうそれだけで力は尽きそうにになって、グッタリとマサキの胸に凭れてしまう。

「琴海さん…大丈夫だよ。後ろで支えているからね」

マサキチェアーの甘いバリトンボイスが、不安な気持ちをほんの少しだけ和ませてくれた。

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