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ラブカルチャースクール 2
第35章 M Lesson 12回目
それから私は…
宙をフワフワ浮遊していた。
あぁ…人って羽がなくても飛べるんだぁ〜!
地面から並行に1メートルくらいをゆっくり飛び続ける。
下にはお花が咲いていて、御伽の国みたいでのどかだ。
身体もポカポカして、妙に安心感が湧いてくる。
もうしばらく飛んでいたいなぁ〜。
「うふふふぅ…むにゃ…」
自然と笑が込み上がると
「琴海さん…大丈夫かい?」
心地良いバリトンの音色まで流れて……
この声…マサキ?
途端、飛行が止まり一気に地面に落ちていき…
バッフ〜ン!
お花畑に埋もれると、花弁がヒラヒラと舞い散って…
「マサキ…さぁ…ん…?」
「琴海さん…起きたね」
開いた瞼の隙間から、ダンディズムマサキの優しく微笑む瞳が覗き込んできた。
「あれ…ここは…」
「ヤナセの触診の後、琴海さん気を失ってたんだよ。痙攣とか呼吸停止とかはなかったから…疲れてたんだろうって、ヤナセの判断で気付くまで寝かせておいてくれって」
マサキの説明は耳触りが良い子守唄みたいで、また眠ってしまいそうだ。
更にずっと様子を見ててくれたのか、マサキはチェアーから『抱き枕』になっていて、私は腕と脚を絡めてしまっていたようだ。
だから…
ポカポカ、フワフワ小春日和だったのか…。
寝ぼけた頭で状況は少し把握出来た。
宙をフワフワ浮遊していた。
あぁ…人って羽がなくても飛べるんだぁ〜!
地面から並行に1メートルくらいをゆっくり飛び続ける。
下にはお花が咲いていて、御伽の国みたいでのどかだ。
身体もポカポカして、妙に安心感が湧いてくる。
もうしばらく飛んでいたいなぁ〜。
「うふふふぅ…むにゃ…」
自然と笑が込み上がると
「琴海さん…大丈夫かい?」
心地良いバリトンの音色まで流れて……
この声…マサキ?
途端、飛行が止まり一気に地面に落ちていき…
バッフ〜ン!
お花畑に埋もれると、花弁がヒラヒラと舞い散って…
「マサキ…さぁ…ん…?」
「琴海さん…起きたね」
開いた瞼の隙間から、ダンディズムマサキの優しく微笑む瞳が覗き込んできた。
「あれ…ここは…」
「ヤナセの触診の後、琴海さん気を失ってたんだよ。痙攣とか呼吸停止とかはなかったから…疲れてたんだろうって、ヤナセの判断で気付くまで寝かせておいてくれって」
マサキの説明は耳触りが良い子守唄みたいで、また眠ってしまいそうだ。
更にずっと様子を見ててくれたのか、マサキはチェアーから『抱き枕』になっていて、私は腕と脚を絡めてしまっていたようだ。
だから…
ポカポカ、フワフワ小春日和だったのか…。
寝ぼけた頭で状況は少し把握出来た。