この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第35章 M Lesson 12回目
おおおおおおっ!
流石『ダンディマサキ』!!
ヤナセやワタリとは違って、すんなり引いてくれた!
まるで奇跡でも見たかのように感動が、ジーンと胸に込み上がる。
胸元に両手を当てて、目を瞑って感慨深くなっていると
「琴海さん…息苦しいのかい?」
綺麗に畳んだ服を持ってきてくれたマサキに、また心配そうに声をかけてきた。
「いえいえ!ちょっと感動して…」
「感動?…服持ってきただけだよ?」
マサキはちょっと首を傾げて、口元を綻ばす。
えぇ!えぇぇ!
それが物凄く感動なんです!
でもきっと、ラブカル講師にとっては、当たり前の行為になっているのかもしれない。
世間では当たり前ではないんですよ。
そう思うと、やはり『ラブカル』は独特の世界だと再認識する。
瞬間…
完璧な様なこの世界に、何かが足りてないのかも?
そんな言葉が頭を過った。
「あ……」
「琴海さん?」
呟いて呆然としている私に、マサキは不思議そうに呼び掛ける。
「いえ…着替えますね」
まだ朦朧とした頭では、浮かんだ考えの先をまだ読み取れなくて…
目の前の現実に返っていく。
「あぁ…ゆっくりでいいから、隣で待ってるよ」
マサキは枕元に服を置いて、頼り甲斐のありそうな背中を向けてレッスン室から出ていった。
流石『ダンディマサキ』!!
ヤナセやワタリとは違って、すんなり引いてくれた!
まるで奇跡でも見たかのように感動が、ジーンと胸に込み上がる。
胸元に両手を当てて、目を瞑って感慨深くなっていると
「琴海さん…息苦しいのかい?」
綺麗に畳んだ服を持ってきてくれたマサキに、また心配そうに声をかけてきた。
「いえいえ!ちょっと感動して…」
「感動?…服持ってきただけだよ?」
マサキはちょっと首を傾げて、口元を綻ばす。
えぇ!えぇぇ!
それが物凄く感動なんです!
でもきっと、ラブカル講師にとっては、当たり前の行為になっているのかもしれない。
世間では当たり前ではないんですよ。
そう思うと、やはり『ラブカル』は独特の世界だと再認識する。
瞬間…
完璧な様なこの世界に、何かが足りてないのかも?
そんな言葉が頭を過った。
「あ……」
「琴海さん?」
呟いて呆然としている私に、マサキは不思議そうに呼び掛ける。
「いえ…着替えますね」
まだ朦朧とした頭では、浮かんだ考えの先をまだ読み取れなくて…
目の前の現実に返っていく。
「あぁ…ゆっくりでいいから、隣で待ってるよ」
マサキは枕元に服を置いて、頼り甲斐のありそうな背中を向けてレッスン室から出ていった。