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ラブカルチャースクール 2
第35章 M Lesson 12回目
ドッキン!ドッキン!
溢しそうになって焦った余韻で、心拍数が上がり、手が汗ばんでくる。
「はぁぁ…すみません…本当におっちょこちょいですよね」
えへへへ〜と笑って、手を引っ込めようとしたら…
戻せない!
ヤナセにしっかり握られたまま、手が抜けないのだ。
「ヤナセさん?どうかしました?」
この展開は…
またしても胸騒ぎがして、頭上に暗雲が立ち込めてくる。
「琴海様…火傷しなくて…良かったです…」
「あ…はい!ヤナセさんが咄嗟に庇ってくれたから、全然大丈夫でした!」
それは事実、一滴もテーブルに水滴がないのが証拠である。
ヤナセも私が火傷をしていないのをもう分かっているなら、妙な診察とか、お薬ヌリヌリとかもなかろう。
「じゃぁ〜次のレッスンの予約を!」
さっきの触診だけでもいっぱいいっぱいだ。
これ以上また変な展開にならない内に、次のレッスンを持ち出した。
「…体位もあと…残り11体位ですね…」
相変わらず手を握ったまま、ボソりとヤナセは呟いた。
「あ!もう残りそれだけになったんですね!」
残り11体位なら…
実技は最短であと4レッスン。
それを無事に修得したら、
『ラストレッスン』と『卒業レッスン』になる。
ジ〜ン…
まだ終わっていないのに、なんだか感無量になってきて、胸の奥に熱いものが広がっていく。
溢しそうになって焦った余韻で、心拍数が上がり、手が汗ばんでくる。
「はぁぁ…すみません…本当におっちょこちょいですよね」
えへへへ〜と笑って、手を引っ込めようとしたら…
戻せない!
ヤナセにしっかり握られたまま、手が抜けないのだ。
「ヤナセさん?どうかしました?」
この展開は…
またしても胸騒ぎがして、頭上に暗雲が立ち込めてくる。
「琴海様…火傷しなくて…良かったです…」
「あ…はい!ヤナセさんが咄嗟に庇ってくれたから、全然大丈夫でした!」
それは事実、一滴もテーブルに水滴がないのが証拠である。
ヤナセも私が火傷をしていないのをもう分かっているなら、妙な診察とか、お薬ヌリヌリとかもなかろう。
「じゃぁ〜次のレッスンの予約を!」
さっきの触診だけでもいっぱいいっぱいだ。
これ以上また変な展開にならない内に、次のレッスンを持ち出した。
「…体位もあと…残り11体位ですね…」
相変わらず手を握ったまま、ボソりとヤナセは呟いた。
「あ!もう残りそれだけになったんですね!」
残り11体位なら…
実技は最短であと4レッスン。
それを無事に修得したら、
『ラストレッスン』と『卒業レッスン』になる。
ジ〜ン…
まだ終わっていないのに、なんだか感無量になってきて、胸の奥に熱いものが広がっていく。