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ラブカルチャースクール 2
第36章 Lesson サンマ
秋が旬の秋刀魚も、冷凍されていて季節問わずに食べられる。

「便利な世の中だなぁ」

マンションに着いて楽な格好に着替え、秋刀魚を焼く準備を始めたが…

「このマンションで…秋刀魚焼いて大丈夫かな?」

換気扇は回しているが、それなりに臭いはするだろう。

「でも…ヤナセがお買い得情報教えてくれたんだし…大丈夫か…」

高級マンションだし、見事なシステムキッチンだし…
秋刀魚もきっと上品に焼いてくれるに違いない!

一人で納得しながら、秋刀魚を焼き始めた。

しばらくして皮が弾ける様なプスプスした音が聞こえて、香ばしい香りが漂ってくる。

「うふふふ…美味しそう…」

焦げない様に様子を見ていると…

ピンポ〜ン!

マンションのエントランスではなく、直接玄関のチャイムが響いた。

「え…誰?」

こんな時間に部屋に来る人は居ないはずだ。

「ヤナセ…?若しくは…」

まさか…またもピンポンダッシュか!?

グリルの火を止めてインターフォンのカメラを確認してみると…

そこには見たことのない綺麗な女性が、カメラ越しにジッと見詰めていた。

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