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ラブカルチャースクール 2
第37章 M Lesson 13回目
その後はヤナセも、連絡をよこさなくなり…

そう多分…

今ヤナセがこうやって、頭を下げてきたのは、ある意味予定通りなのだろうけど…

「ヤナセさん!ヤナセさん!頭を上げて下さい!」

ヤナセが悪い訳じゃない。

だからってあの二人が悪い訳でもない気がして…

これには華麗なるヤナセ一族の海より深い訳が在るんだろうから。

あのマンションを間借りしてしまった、私に原因があるんだし…

「ヤナセさん!喉が渇いたので、お茶飲みたいです!」

ちょっと無理がある作戦に

「クス…そうですか…足止めさせてしまいましたね…」

ヤナセはやっと頭を上げて、ちょっと切な気に微笑む。

「えへへ〜!お茶毎回楽しみなんで〜」

本当の事だけど…

こんな事でしか、ヤナセの頭を上げさせる事が出来ない自分が不甲斐ない。

私のなけなしの努力を感じてくれたヤナセは

「クスクス…それは…嬉しいですね…」

そう言って、優しく微笑んでくれたから…

逆に救われた気持ちになった。

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