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ラブカルチャースクール 2
第37章 M Lesson 13回目

ラウンジのソファーに座っていると、お茶を淹れてきてくれたヤナセと共に、甘い香りが漂ってきた。
無意識に鼻をクンクンさせてしまい、ヤナセは目を細めて口元を綻ばせる。
「メルシー…」
心地良い低い声で囁く。
その一言で、外人も恋に落ちそうなくらいだ。
「メルシー?」
「はい…『メルシー』にしてみました…」
な、なんだ!
紅茶の品名だったのか〜!
気分はフランス貴婦人に、トリップ仕掛けた。
ヤナセは穏やかな笑みを湛えたまま、淡い桜色のカップに紅茶を注ぐ。
ピンクとルビーレッドの色合いが、なんとも綺麗だ。
「『メルシー』…初めてです」
「クス…今のは?」
「今…の…?」
ドッキン!
ちょっと楽しそうに微笑むヤナセが、相変わらず妖艶で、思わず見惚れてしまう。
「メルシー…フランス語では…『有難う』…でしたので…」
「あ!有難うございます!」
慌ててお礼を言った私をヤナセは優しく見詰め、少し曲げて鉤状にした人差し指を綺麗な艶やかな口元に当て
「『メルシー』は…フランスの大手メーカーの人気商品で…全ての事に感謝の気持ちを込めて創られたそうです…」
「全ての事に…感謝…」
トックン…
ヤナセの説明に胸の奥から、熱いものが込み上がってきた。
無意識に鼻をクンクンさせてしまい、ヤナセは目を細めて口元を綻ばせる。
「メルシー…」
心地良い低い声で囁く。
その一言で、外人も恋に落ちそうなくらいだ。
「メルシー?」
「はい…『メルシー』にしてみました…」
な、なんだ!
紅茶の品名だったのか〜!
気分はフランス貴婦人に、トリップ仕掛けた。
ヤナセは穏やかな笑みを湛えたまま、淡い桜色のカップに紅茶を注ぐ。
ピンクとルビーレッドの色合いが、なんとも綺麗だ。
「『メルシー』…初めてです」
「クス…今のは?」
「今…の…?」
ドッキン!
ちょっと楽しそうに微笑むヤナセが、相変わらず妖艶で、思わず見惚れてしまう。
「メルシー…フランス語では…『有難う』…でしたので…」
「あ!有難うございます!」
慌ててお礼を言った私をヤナセは優しく見詰め、少し曲げて鉤状にした人差し指を綺麗な艶やかな口元に当て
「『メルシー』は…フランスの大手メーカーの人気商品で…全ての事に感謝の気持ちを込めて創られたそうです…」
「全ての事に…感謝…」
トックン…
ヤナセの説明に胸の奥から、熱いものが込み上がってきた。

