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ラブカルチャースクール 2
第37章 M Lesson 13回目
「き、気を付け…ます…」

キョドッている私をヤナセは楽しそうに眺め

「クスクス…琴海様…鉄剤は常用しないでも大丈夫ですので…ご自身で自己管理しながら…服用してみて下さい…」

「はい!」

この際、レッスン前に飲んだ方が良いのかもしれないと、貰った紙袋を開けようとしたら

「琴海様…服用は…食後で…」

「わっ!すみません!」

ガサガサと閉じ直して、慌ててバッグにしまった。

間抜けな一部始終にヤナセは口元とお腹を手で押さえ、目を細めて笑いを堪えていて…

なんか…ちょっと…

嬉しかった。

そして、鉄剤をバッグに収めると…

プルルルルル!

いつものレッスン準備が整った合図。

まだ小さな緊張感が、徐々に鼓動を高鳴らせていく。

今日の担当は、誰だろ?

「琴海様…」

ガラス玉の様に透き通るヘーゼルが、小さく揺らめいて見えた。

その瞳を見詰め返し…
ゴクリと唾と共に飲み込み

「レッスン、行ってきます!!」

ヤナセに向かって、ニッコリ微笑んだ。

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