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ラブカルチャースクール 2
第37章 M Lesson 13回目

ドキドキ…
毎回、この時間はドキドキタイムだけど、今日のこの鼓動はちょっと違っていた。
最近ヤナセと居る時間が増えたせいか、プライベートな事も垣間見えてきて、謎のベールが剥がれていくみたいだ。
こないだ涼雅さんは…
『そうだね〜でも小リスちゃんとは、もっと色々お話ししてみたいんだよね〜!』
そう言って…意味深に笑っていたけど…
多分、私からヤナセの情報を聞き出したいんじゃないのかな?
あくまでも勘でしかないけど、それぐらいヤナセは身内にも謎の人物になっているのかもしれない。
いつかは家督を継ぐために、居なくなってしまうかもしれない、ヤナセ。
「本当に…ラブカル、辞めちゃうのかな…」
辞めて欲しくないけど、こればかりは誰も引き止められないだろう。
四天王でも、無理だろうか?
あぁ…でもヤナセ一族の事情ぐらい知ってそうだし、あの三人が一番個人の意見を尊重してしまいそうだ。
色々と想像してしまって、涙腺が緩みかける。
「いけない…レッスン前に…」
こんな時に限って、ワタリとかだったら最悪だ。
「お茶…淹れちゃおうかな…」
気持ちを落ち着かせるために、自分の分の紅茶を淹れようと給湯場に立った時だった…
「おい!俺の分も淹れろよ」
背中に低くて鋭い声が飛んできた。
毎回、この時間はドキドキタイムだけど、今日のこの鼓動はちょっと違っていた。
最近ヤナセと居る時間が増えたせいか、プライベートな事も垣間見えてきて、謎のベールが剥がれていくみたいだ。
こないだ涼雅さんは…
『そうだね〜でも小リスちゃんとは、もっと色々お話ししてみたいんだよね〜!』
そう言って…意味深に笑っていたけど…
多分、私からヤナセの情報を聞き出したいんじゃないのかな?
あくまでも勘でしかないけど、それぐらいヤナセは身内にも謎の人物になっているのかもしれない。
いつかは家督を継ぐために、居なくなってしまうかもしれない、ヤナセ。
「本当に…ラブカル、辞めちゃうのかな…」
辞めて欲しくないけど、こればかりは誰も引き止められないだろう。
四天王でも、無理だろうか?
あぁ…でもヤナセ一族の事情ぐらい知ってそうだし、あの三人が一番個人の意見を尊重してしまいそうだ。
色々と想像してしまって、涙腺が緩みかける。
「いけない…レッスン前に…」
こんな時に限って、ワタリとかだったら最悪だ。
「お茶…淹れちゃおうかな…」
気持ちを落ち着かせるために、自分の分の紅茶を淹れようと給湯場に立った時だった…
「おい!俺の分も淹れろよ」
背中に低くて鋭い声が飛んできた。

