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ラブカルチャースクール 2
第37章 M Lesson 13回目

「物音に気付かないくらい、何か悩んでるのか?」
「悩み…」
ワタリは私の目に視線を合わせて、射抜くように見詰めてくる。
「悩みでは…なくて…」
「じゃぁ…なんだ?」
いきなり核心に触れてきて…
ワタリはやっぱり…凄く苦手。
視線を逸らしたくても、ロックオンされたみたいに動けない。
唇を真一文字に結んで、ワタリとしばらく見詰め合っていると…
大きな手が、そっと両頬を挟み込んできた。
ドッキン…
な…なに…
ただでさえ細い目を更に細め…
顔を至近距離に近付けてくる。
ドックン!ドックン!
もうレッスンが、始まっているんだろうか?
聞けば良いのに、喉の奥で言葉が詰まって出てこない。
ワタリの手が頬を滑り落ち…
顎に沿って、首筋に移動する。
長い指先が頚動脈付近に当たり、自分の
脈拍がドックンドックンと大きく聞こえてきた。
ただジッと、触れられているだけなのに…
凄く緊張する。
「ワ…ワタ…さん?」
絞るようにやっと声を出すと…
「熱はないようだな…」
「は…い?」
「そうか…こないだもグッタリしてたし、前回はヤナセが診断までしたんだろ?」
どうやらまた体調を気にしてくれて、熱を計っていたようだけど…
この人は、なんでこんな解りにくいんだろう〜!?
「悩み…」
ワタリは私の目に視線を合わせて、射抜くように見詰めてくる。
「悩みでは…なくて…」
「じゃぁ…なんだ?」
いきなり核心に触れてきて…
ワタリはやっぱり…凄く苦手。
視線を逸らしたくても、ロックオンされたみたいに動けない。
唇を真一文字に結んで、ワタリとしばらく見詰め合っていると…
大きな手が、そっと両頬を挟み込んできた。
ドッキン…
な…なに…
ただでさえ細い目を更に細め…
顔を至近距離に近付けてくる。
ドックン!ドックン!
もうレッスンが、始まっているんだろうか?
聞けば良いのに、喉の奥で言葉が詰まって出てこない。
ワタリの手が頬を滑り落ち…
顎に沿って、首筋に移動する。
長い指先が頚動脈付近に当たり、自分の
脈拍がドックンドックンと大きく聞こえてきた。
ただジッと、触れられているだけなのに…
凄く緊張する。
「ワ…ワタ…さん?」
絞るようにやっと声を出すと…
「熱はないようだな…」
「は…い?」
「そうか…こないだもグッタリしてたし、前回はヤナセが診断までしたんだろ?」
どうやらまた体調を気にしてくれて、熱を計っていたようだけど…
この人は、なんでこんな解りにくいんだろう〜!?

