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ラブカルチャースクール 2
第37章 M Lesson 13回目
ワタリは睨んでんだか、見詰めてるんだか判らない目付きで

「チビ…今日のレッスン、大丈夫なのか?」

これまた、心配なのか確認なのか…
解り難い声で聞いてくる。

「は、はい!大丈夫ですよ!」

ヤナセだって送り出してくれたんだし!

ワタリの眼光に負けじと、ガン見し返してみると

「まぁ…今日は2つか」

挑戦的な態度に睨みがキツくなるかと思ったら、ワタリは躱す様にフイッと目を逸らした。

あれ…あれれれ?

前だったら速攻、威嚇射撃だったのに…
今日は、変な物でも食べちゃったのかな?

ちょっといつもと様子が違うワタリが物珍しくて、無意識に頭を傾けて覗き込んでしまい…

「チビ…俺の顔に何か用か?」

ビックゥゥゥ〜!

「あ…いえ…ワタリさんこそ…体調どうかなって…」

「俺が悪い訳ないだろう!」

「は、はい!ごもっとも!」

一喝されてしまった。

やはり、余計な詮索だった。

それにしても、確かに健康管理も仕事だと思っているワタリが、不調でレッスンに臨む事はないにしろ…

『俺の顔に何か用か?』

ワタリの顔に…用…?
強いて言えば…目を細めるのと…
眉間に皺を寄せるのを控えた方がいいんじゃないかな…?

親指を立てた手を顎に当てて真剣に考える私の横で、ワタリはタブレットを無言で操作していた。

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