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ラブカルチャースクール 2
第37章 M Lesson 13回目
「は、はいぃっ!」

飛び跳ねる様に起立をして、背筋を伸ばして速歩でレッスン室に向かう。

「用意して参ります!」

「よしっ」

ペコリと一礼して、部屋に入る。

バッタン!

ドアを勢い良く閉め、今度は小走りで小部屋に駆け込む。

「はぁ…はぁ…なんか…訓練校みたいだな…」

実際、訓練は受けた事ないけど、厳しい体育の先生の授業を思い出す。

呼吸を整えて、レッスンの準備を始めようと服を胸元まで捲った瞬間…

ふと考えてしまった。

「講師になっても…担当っているのかな?」

スタンダードとこんかいのマスターは運良く、ヤナセだったけど…

ヤナセは普段は、生徒の方の受付担当だ。

新任講師育成の担当も居ると思うんだけど…

「うう〜ん…こういう時、ナツだと聞き易いし、何でも話してくれそうなんだけどなぁ」

無論、ワタリには聞きにくい。

セイジが新任講師担当も…ちょっと厳しそうだ。

ここはやはり…

「ヤナセに…聞いてみるかな…」

でも…

『私は…琴海様が女性講師としての目標を達する事が出来ましたので……実家に帰らせて頂きます…後任はワタリになりますので…』

そう言って、ヤナセは綺麗にお辞儀する……

思わず、姿を想像してしまった。

「いやぁぁぁ〜!」

両手で頭を挟む様に押さえて、叫ぶと

バッタァ〜ン!!

小部屋のドアが外れそうなくらい激しく、開け放たれた。

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