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ラブカルチャースクール 2
第37章 M Lesson 13回目
「お待たせしました〜」

遅いとまた怒られそうだから、ワタリの側まで駆け足する。

そんな姿にワタリは

「まるで犬だな」

しみじみと言ってきた。

何を今更、念押ししなくても…
そんな犬とこれから貴方は、レッスンするんですよ!

…とは、恐ろしくて口にできません。

「はい!良く言われます!」

こうなったのも姉さんの影響な気もしますがね。

半分開き直って、エッヘンと胸を張ってみると

「まぁ…ホズミがチワワ、言うせいかもな」

ジッと見下ろしながらボソリと呟き、ワタリは本当に犬みたいに頭をタシタシと撫で始めた。

でもそれだけではなく、なんだか妙に目付きが優しい。

ドッキン!

こんなワタリ初めてだけど…

絶対、チワワ扱いだぁ〜!

内心、ちょっと納得いきかねたが、レッスンを早く始めて、無事に終わらせるのが優先。

「さぁ〜ワタリさん!早くやってしまいましょう!」

課題をこなすみたいな言い方をしてしまったけど、そんな言い方が出来るのも、ワタリだからこそ。

だから…

「そうだな、ローブ脱いで始めるぞ」

ほら…

あくまでもレッスンなのだ。

他の講師みたいに脱がすとか、自然と脱げるとかではなく、これからプールで泳ぐ体育のノリ!

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