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第37章 M Lesson 13回目

ワタリに任せよう。

今までだって、どんな時でも…
ぶっきら棒ながらも的確にフォローしてくれた。

「お願い…します…」

腕と声を震わせながら、ピストン運動スタートの合図をする。

「いくぞ」

「はいぃ！」

クル〜！！！

奥歯を噛み締め唇を結ぶ。

シーツに立てた爪を自分の手のひらに食い込ませ、痛みで意識を拡散させようとした…

がっ！

グッチュッ！パッチュン！

空気が弾けたような音と共に…

ズッコォォォォォ〜ンッ！

衝撃波が下腹部に響き、子宮が痺れた。

目の前に散った火花が広がって、真っ白な靄になっていく。

「あぁぁぁぁぁっ！！」

叫びと共に、踏ん張ってきた腕は一瞬にして崩れ落ちる。

「まだ、一回しか動いてないぞ！」

ワタリは不満げに言ってきたが、こんなの何発も受け止められません！

ピストンていうより、ボーリングかトンネル開通工事のダイナマイトです！

心なしか…
割れた岩の隙間から光が射して見えた気がする〜。

頭をマットに埋め硬直したまま

「貫通…しました…」

ボソリと呟くと

「はぁ？貫通する訳ないだろ！ほらっ！」

ズッコォォォォォ〜ンッ！！

第二波を撃ち込んできた。