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ラブカルチャースクール 2
第37章 M Lesson 13回目
女性講師への道を進む事を決めたのは、私自身だ。

それをヤナセは受け入れてくれたけど…

「あの…また聞いても良いですか?」

「あぁ…」

ワタリは一言だけ返事をしながら私の身体が冷えない様にか、自分のローブを綺麗に掛け直してくれいる。

毒を食らわばじゃないけど、ここまできたらある程度の事まで話してくれる気がした。

「有難うございます」

「いや、で何が聞きたい」

惜しげも無くくっきり浮かぶシックスパットを見せ付けたまま、真面目な顔で聞いてくる。

「私以外にも、同じ時期に女性講師になる予定の人が数人いるみたいなんですが…」

「……」

無言のワタリに威圧感で萎縮しそうになりながら、聞いてくれている事を信じて質問を続けた。

「それって…ノルマか…なんかだったんですか?」

たまたまかもしれないが…
かなり過酷な条件の中に、ヤナセの担当だけでも4人の女性講師が誕生しようとしている。

ヤナセがあそこまで色々と施してくれるのは…
ただの担当の域を超えてはいないだろうか?

『ノルマ』だとしたら、その方が頷ける気がしてきたが…

ちょっと胸に、チクっと痛みが刺した。

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