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第37章 M Lesson 13回目

ワタリは啄んでいた突起を唇で包み込み、舌先を左右に動かして擦りだす。

絶妙に繰り出す刺激に、胸の天辺が司令塔になって、全身が快感に堕とされていく。

「んんっ…ふぅ…あっ！」

まだ胸だけしか弄られていないのに、下腹部に凄い勢いで血流が集まり、ドックンドックンと子宮が疼いた。

膣壁は勝手に波を打ち始め、愛液の湧き水を垂れ流す。

「はぁ…はぁ…熱い…」

血行が良くなったせいか、身体が熱くて膨張しているみたいに感じる。

ワタリは乳首から唇を離して私の顔を覗き込み、谷の間の茂みに指を滑り込ませた。

奥の水源を閉ざす柔らかい扉を二本の指がゆっくりと解放していく。

ピッチョン…

粘膜が離れる感覚と、弾ける水音。

存在感のある太い指が、露を纏った花園を再び狂い咲かせ様とする。

割れ目の間を指全体でタップされると、ピチャピチャと音が響き、同時にヒダと膨らんだ果実が小刻みに震えた。

「やっ…あっはぁ…」

簡単に絶頂させるテクニックを持っているのに、的確に焦らされて凄く歯痒い。

ドラムロールの前奏みたいに刻まれる快感が、迎えるクライマックスの大打撃を想像させると、頭の中心でシンバルが鳴り響きそうだ。

苦し気に息を吸い込むと

「指挿れるから…力抜け」

「え…もう？あぁぁぁっ！」

絶頂マエストロのタクトが二本、見事に振り上げられた。