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ラブカルチャースクール 2
第37章 M Lesson 13回目
ワタリからしたら何もしてなくても、ちょっと触れただけでこの有り様じゃないですか〜!

ポルチオ攻撃を食らったら、ただされるがままになるだけだ。

「ふぇ…れ、れも…」

頭がクラクラして、呂律も上手く回らない。

半泣き状態になって目が潤むと、ワタリはいつもの険しい顔で、私の腕を自分の首に絡ませると、お互いの鼻先がくっ付きそうな位置まで覗き込んできた。

ドッキン!

これだけ近いと、さっきのキスを彷彿してしまう。

「ワタリ…はぁん?」

鼻に掛かった声で、名前を呼ぶと

「何も考えずに、掴まってろ」

そう囁かれた声は、なんだか優しくて…

口元は見えなかったけど…

ボヤけそうなくらい近くにあるイーグルアイは、微笑んでいる様に見える。

「ひゃ…い…」

後は素直に従うまでだった。

フッと微かに鼻に息が掛かり

「楽にしてろ」

「ひゃ…いぃ…」

ワタリの言葉は…
なにか足りなさそうに聞こえる…

だけど…
的確で…結構優しい。

いつも迫力のあるイーグルアイに怯えてしまうし、厳しい事ばかり言ってくるが…

相手の事をしっかり考えてくれているんだと、気付かされる。

ワタリの首に絡めた腕に力を入れて必死でしがみ付き、真っ白な恍惚の空へ誘ってくれるのを待つのみだった。

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