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ラブカルチャースクール 2
第37章 M Lesson 13回目

なんとか着替え終わって、覚束ない足取りで控え室のドアまで辿り着く。
ガチャリ…ドアを開けると
「お待たせしました〜」
芳醇な香りがほのかに漂ってきた。
「あ…」
アールグレイ…。
「お茶淹れたから、座れ」
無骨な言い草ながらも、ティーポットから茶漉しを通してて、丁寧にカップに紅茶を注いでいる横顔は真剣な顔だった。
常にギャップがある人だな…。
そんなワタリを横目に、ヨタヨタとソファーに腰を掛けにいく。
「よいしょ」
疲れたせいか、つい掛け声を出してしまうと、お茶を淹れ終わったワタリが一瞬間を置き
「疲れたか?」
らしいのか…
らしくないのか…
気に掛ける様な台詞で、ティーカップを差し出された。
前の自分だったら、取り繕うとしたけど…
「ははは〜疲れました〜」
今なら素直に言えた。
『甘ったれるな!』
とか言われるかもと思ったが
「そうか…」
予想に反してワタリは穏やかな声で隣に腰掛け、やたら長い脚を肩幅ぐらいに広げた。
う〜ん…
やっぱり今日のワタリは勝手が違って調子が狂う。
ワタリは黙って自分の淹れたアールグレイに口付ける。
目の前に揺らぐ紅い液体は凄く綺麗で、見ているだけで胸が熱くなりそうだ。
「有難うございます…頂きます」
「あぁ…」
まだ計るのが難しい間を取り繕う様に、カップに手を伸ばした。
ガチャリ…ドアを開けると
「お待たせしました〜」
芳醇な香りがほのかに漂ってきた。
「あ…」
アールグレイ…。
「お茶淹れたから、座れ」
無骨な言い草ながらも、ティーポットから茶漉しを通してて、丁寧にカップに紅茶を注いでいる横顔は真剣な顔だった。
常にギャップがある人だな…。
そんなワタリを横目に、ヨタヨタとソファーに腰を掛けにいく。
「よいしょ」
疲れたせいか、つい掛け声を出してしまうと、お茶を淹れ終わったワタリが一瞬間を置き
「疲れたか?」
らしいのか…
らしくないのか…
気に掛ける様な台詞で、ティーカップを差し出された。
前の自分だったら、取り繕うとしたけど…
「ははは〜疲れました〜」
今なら素直に言えた。
『甘ったれるな!』
とか言われるかもと思ったが
「そうか…」
予想に反してワタリは穏やかな声で隣に腰掛け、やたら長い脚を肩幅ぐらいに広げた。
う〜ん…
やっぱり今日のワタリは勝手が違って調子が狂う。
ワタリは黙って自分の淹れたアールグレイに口付ける。
目の前に揺らぐ紅い液体は凄く綺麗で、見ているだけで胸が熱くなりそうだ。
「有難うございます…頂きます」
「あぁ…」
まだ計るのが難しい間を取り繕う様に、カップに手を伸ばした。

