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ラブカルチャースクール 2
第37章 M Lesson 13回目

人と人との縁は、どこで繋がっているか分からない。
自立の第一歩で踏み出したバイト先の店長が、四天王を育てていたなんて…
その末端に自分も連なっているとするならば、店長から学んだ事は将来、女性講師としての糧になるだろう。
「凄い運命的な、巡り合わせですね…」
蜂蜜入り紅茶も、マスター直伝だろうか?
口に含む度に、身体も心も温かくなる。
「そうだな」
えっ!認めた!
運命論的な事とかスルーしそうなのに、今日のワタリは別人みたいだ。
と…思ったら…
「何だ、間の抜けた顔は?」
「え?わっ!すみません!!」
ワタリの態度に驚く余り、口を半開きにしてガン見してしまっていたのを突っ込まれる。
「たく…その無茶ぶりと天然、講師になる前に直せ」
ワタリは呆れた感じで言ったけど…
前者はともかく、後者はワタリにも言えると思うんですけど!
…なんて…
今もこれから先も、口が裂けても言えませんけどね。
心の中でボヤきながら紅茶を飲み干す私の横で、ワタリは体格に似合わずお洒落な腕時計で時間を確認する。
お高そうだな〜と横目で見ると
「もう、こんな時間か…レッスン終了するぞ」
そうだ、気絶していたから時間がかなり経っている。
ヤナセを待たせていると、慌ててカップを置いてソファーから立ち上がった。
自立の第一歩で踏み出したバイト先の店長が、四天王を育てていたなんて…
その末端に自分も連なっているとするならば、店長から学んだ事は将来、女性講師としての糧になるだろう。
「凄い運命的な、巡り合わせですね…」
蜂蜜入り紅茶も、マスター直伝だろうか?
口に含む度に、身体も心も温かくなる。
「そうだな」
えっ!認めた!
運命論的な事とかスルーしそうなのに、今日のワタリは別人みたいだ。
と…思ったら…
「何だ、間の抜けた顔は?」
「え?わっ!すみません!!」
ワタリの態度に驚く余り、口を半開きにしてガン見してしまっていたのを突っ込まれる。
「たく…その無茶ぶりと天然、講師になる前に直せ」
ワタリは呆れた感じで言ったけど…
前者はともかく、後者はワタリにも言えると思うんですけど!
…なんて…
今もこれから先も、口が裂けても言えませんけどね。
心の中でボヤきながら紅茶を飲み干す私の横で、ワタリは体格に似合わずお洒落な腕時計で時間を確認する。
お高そうだな〜と横目で見ると
「もう、こんな時間か…レッスン終了するぞ」
そうだ、気絶していたから時間がかなり経っている。
ヤナセを待たせていると、慌ててカップを置いてソファーから立ち上がった。

