この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第37章 M Lesson 13回目

「はい!有難うございました!」
最大限の敬意を払って、直角に勢い良くお辞儀をし、ラウンジに向かおうとしたが…
疲れからか、まだ頭が働いていないのか、足元が覚束なくてヨタヨタ斜めに進み出す。
「えっえぇ!」
修正しようとしても、身体は思いのほか言う事を利かない。
「チビッ!」
見兼ねたワタリが素早く、後ろからガッチリと脇に手を差し込んで、フラつく身体を支えてくれた。
「すみま…しぇん…」
結局、こんなオチか〜。
情けない自分の状況に、クッタリ頭を項垂れた瞬間…
「きゃっ!」
身体が宙に浮いた。
「ヤナセの所まで届ける」
ワタリが脇を掴んだまま持ち上げて、ヤナセの元に運ぼうとしている。
「ワッワッタリさん!」
「タリサン?知らん!」
いやいや、ここで天然発揮している場合ではなくてですね!
普通、こんな風に運ばないでしょ!
そんな私の心の叫びを知る訳もなく、ワタリは両手で軽々とぶら下げたチワワを前に掲げて歩き始めた。
やぁ〜ん!
有終の美どころじゃなぁ〜い!!
「ドア!」
「はい!」
ガッチャン!
抗いたくても、言われたまま控え室のドアを開けてしまう。
部屋を出ると、靴底の音が廊下に響き
「琴海様っ!」
様子がおかしいと察したのか、ヤナセが駆け足気味で近寄ってきた。
最大限の敬意を払って、直角に勢い良くお辞儀をし、ラウンジに向かおうとしたが…
疲れからか、まだ頭が働いていないのか、足元が覚束なくてヨタヨタ斜めに進み出す。
「えっえぇ!」
修正しようとしても、身体は思いのほか言う事を利かない。
「チビッ!」
見兼ねたワタリが素早く、後ろからガッチリと脇に手を差し込んで、フラつく身体を支えてくれた。
「すみま…しぇん…」
結局、こんなオチか〜。
情けない自分の状況に、クッタリ頭を項垂れた瞬間…
「きゃっ!」
身体が宙に浮いた。
「ヤナセの所まで届ける」
ワタリが脇を掴んだまま持ち上げて、ヤナセの元に運ぼうとしている。
「ワッワッタリさん!」
「タリサン?知らん!」
いやいや、ここで天然発揮している場合ではなくてですね!
普通、こんな風に運ばないでしょ!
そんな私の心の叫びを知る訳もなく、ワタリは両手で軽々とぶら下げたチワワを前に掲げて歩き始めた。
やぁ〜ん!
有終の美どころじゃなぁ〜い!!
「ドア!」
「はい!」
ガッチャン!
抗いたくても、言われたまま控え室のドアを開けてしまう。
部屋を出ると、靴底の音が廊下に響き
「琴海様っ!」
様子がおかしいと察したのか、ヤナセが駆け足気味で近寄ってきた。

