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ラブカルチャースクール 2
第37章 M Lesson 13回目

「ヤナセさん…あははは…」
情けない姿に苦笑いしながら、拾われたワンコみたいに、ワタリの腕にぶら下げられている姿にヤナセも一瞬動きが止まる。
「ワタリ…これは…」
怪訝な顔でヤナセがワタリを見やると
「俺は報告書、書くから…ほらっ」
他の講師と違って微塵も臆する事なく、ヤナセに向かって私を放った。
「きゃんっ!」
「琴海様っ!」
ヤナセが咄嗟に両腕を伸ばして、身体をキャッチしてくれたが、勢い良く胸の中にダイブしてしまい、必死に首にしがみ付いてしまう。
「ひゃ〜!」
木に掴まるコアラな気分で、ギュッと抱き付くと、ヤナセを纏う高貴で爽やかな香りがフワッと漂ってきた。
へばり付く私を落とさないように、ヤナセは背中とお尻の下に腕を回し、しっかりと抱き
かかえてくれ
「ワタリ…」
低く諌める声でワタリを呼んだ。
ワタリは返事の代わりに、カツンと靴音を鳴らす。
無反応でこの場を去っていくと思い、やっぱりワタリはワタリなんだと、痛感しそうになると…
ポンッ!
「お疲れ…」
大きな手が後頭部に、軽く乗せられた。
情けない姿に苦笑いしながら、拾われたワンコみたいに、ワタリの腕にぶら下げられている姿にヤナセも一瞬動きが止まる。
「ワタリ…これは…」
怪訝な顔でヤナセがワタリを見やると
「俺は報告書、書くから…ほらっ」
他の講師と違って微塵も臆する事なく、ヤナセに向かって私を放った。
「きゃんっ!」
「琴海様っ!」
ヤナセが咄嗟に両腕を伸ばして、身体をキャッチしてくれたが、勢い良く胸の中にダイブしてしまい、必死に首にしがみ付いてしまう。
「ひゃ〜!」
木に掴まるコアラな気分で、ギュッと抱き付くと、ヤナセを纏う高貴で爽やかな香りがフワッと漂ってきた。
へばり付く私を落とさないように、ヤナセは背中とお尻の下に腕を回し、しっかりと抱き
かかえてくれ
「ワタリ…」
低く諌める声でワタリを呼んだ。
ワタリは返事の代わりに、カツンと靴音を鳴らす。
無反応でこの場を去っていくと思い、やっぱりワタリはワタリなんだと、痛感しそうになると…
ポンッ!
「お疲れ…」
大きな手が後頭部に、軽く乗せられた。

