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ラブカルチャースクール 2
第37章 M Lesson 13回目

ゆっさゆっさと、結局ソファーまでお届けされた。
「琴海様…ゆっくり脚を下ろして下さい…」
「はい」
ヤナセの首に掴まったまま、先に脚を床に降ろしたけど、180センチくらいヤナセも身長があるから、ちょっとぶら下がり気味になる。
「クス…まだフラつくかもしれませんので…肩に手を乗せて下さいね…」
ヤナセはそう言って少し屈んでくれ、足の裏がやっと床に着地した。
フラついて倒れないように、ソファーに腰を下ろすまで、ヤナセは手を握ってくれていた。
「有難うございます…」
恐縮して俯き加減になっていると、ヤナセは座った私の前に片膝を付いて、顔を覗き込み
「眩暈とか…息苦しいとかございますか?…?」
綺麗なヘーゼルの瞳を揺らめかせ、心配そうに聞いてくる。
スクールだし、担当だから免疫が付いているけど、日常生活でこんな王子様みたいな人に優しくされたら、イチコロな気がします。
透き通るヘーゼルを吸い込まれそうに、そんな事を考えていると、ヤナセの両手が伸びてきて、頬を包み込んできた。
ドッキン!
「ヤナセ…さん?」
「琴海様…」
名前を呼ばれ、しばしの沈黙。
ドックン!ドックン!
脈が早まり、大きくなっていく心臓の音が聞こえてしまいそう。
「あ、あの〜」
喉が引き攣れそうになりながら、声を出すと
「琴海様…失礼致します…」
「えっ!?」
瞬間、ヤナセの手に少し力が入って、手前に引っ張られた。
「琴海様…ゆっくり脚を下ろして下さい…」
「はい」
ヤナセの首に掴まったまま、先に脚を床に降ろしたけど、180センチくらいヤナセも身長があるから、ちょっとぶら下がり気味になる。
「クス…まだフラつくかもしれませんので…肩に手を乗せて下さいね…」
ヤナセはそう言って少し屈んでくれ、足の裏がやっと床に着地した。
フラついて倒れないように、ソファーに腰を下ろすまで、ヤナセは手を握ってくれていた。
「有難うございます…」
恐縮して俯き加減になっていると、ヤナセは座った私の前に片膝を付いて、顔を覗き込み
「眩暈とか…息苦しいとかございますか?…?」
綺麗なヘーゼルの瞳を揺らめかせ、心配そうに聞いてくる。
スクールだし、担当だから免疫が付いているけど、日常生活でこんな王子様みたいな人に優しくされたら、イチコロな気がします。
透き通るヘーゼルを吸い込まれそうに、そんな事を考えていると、ヤナセの両手が伸びてきて、頬を包み込んできた。
ドッキン!
「ヤナセ…さん?」
「琴海様…」
名前を呼ばれ、しばしの沈黙。
ドックン!ドックン!
脈が早まり、大きくなっていく心臓の音が聞こえてしまいそう。
「あ、あの〜」
喉が引き攣れそうになりながら、声を出すと
「琴海様…失礼致します…」
「えっ!?」
瞬間、ヤナセの手に少し力が入って、手前に引っ張られた。

