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ラブカルチャースクール 2
第37章 M Lesson 13回目

ヤナセは小さく頷いて
「畏まりました…では、そのような順番で予約しておきますね…」
優しく微笑みながらも、手だけはキーボードの上を滑るように見事なブラインドタッチで手配を進めていった。
ものの1分もしない内に、ヤナセは操作を終えて、正面に向き合い。
「では琴海様…本日もタクシーを手配しておりますが…マンションに着きましても足元にはお気を付けて下さい…」
「はい…毎回お手数お掛けします…」
こんな頻繁にラブカルタクシーを使っていいものかと、ちょっと萎えそうになると
「クス…ご安心下さい…他の生徒さんも結構ご利用されていますから…それより無事に帰られたか…そちらの方が気になってしまいますので…」
ジッと見詰めて目を細めた艶っぽい視線で言われると、口の奥から何かが吸い取られそうになってしまう。
「は…はい…有難うございますぅ」
間の抜けた顔で少し前のめり気味になると、ヤナセは一瞬目を閉じて小さく肩を揺らした。
あ…また笑われた。
ちょっと照れ臭いけど、ヤナセが笑うのは嬉しく思える。
それは店長が言った言葉が、胸の奥で引っ掛かっているからかもしれない。
「琴海様…これを…」
笑いを堪えたヤナセがデスクに手を伸ばして数枚の紙を差し出してきた。
「畏まりました…では、そのような順番で予約しておきますね…」
優しく微笑みながらも、手だけはキーボードの上を滑るように見事なブラインドタッチで手配を進めていった。
ものの1分もしない内に、ヤナセは操作を終えて、正面に向き合い。
「では琴海様…本日もタクシーを手配しておりますが…マンションに着きましても足元にはお気を付けて下さい…」
「はい…毎回お手数お掛けします…」
こんな頻繁にラブカルタクシーを使っていいものかと、ちょっと萎えそうになると
「クス…ご安心下さい…他の生徒さんも結構ご利用されていますから…それより無事に帰られたか…そちらの方が気になってしまいますので…」
ジッと見詰めて目を細めた艶っぽい視線で言われると、口の奥から何かが吸い取られそうになってしまう。
「は…はい…有難うございますぅ」
間の抜けた顔で少し前のめり気味になると、ヤナセは一瞬目を閉じて小さく肩を揺らした。
あ…また笑われた。
ちょっと照れ臭いけど、ヤナセが笑うのは嬉しく思える。
それは店長が言った言葉が、胸の奥で引っ掛かっているからかもしれない。
「琴海様…これを…」
笑いを堪えたヤナセがデスクに手を伸ばして数枚の紙を差し出してきた。

