この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第38章 M Lesson 14回目
チーン!
次はいつもの受付階に到着。
「こんにちは…琴海様…お待ち申し上げてました…」
まだ生徒の私に、ヤナセは丁重に挨拶をしてくれる。
「こんにちはヤナセさん!今日も宜しくお願いします!」
そして私もヤナセに負けないくらい、深々と頭を下げると
ボフッ!
肩に掛けていたバックが半回転して、頭にぶつかった。
「たっ!」
「琴海様!大丈夫ですか…?」
急いでバッグを持ち上げてくれたヤナセに、頭を撫でながら照れ臭くて苦笑いをする。
「クスクス…お茶を淹れますね…奥へどうぞ…」
楽しそうに微笑みながらバッグを渡して、ラウンジの奥へ案内するヤナセの整った後ろ姿を見詰めながら付いていく。
ラブカルに通い始めた最初から、毎回行われたやり取り。
それも後残り数回。
講師として、スクールに来るようになったら、ヤナセとは何回会えるんだろうか?
受付が出来る講師は、ほんの一握りと聞いた。
だったら…
卒業したら、ヤナセとは殆ど会えなくなってしまうんじゃないのかな?
何気に浮かんだ疑問だったのに、胸の奥に小さな不安の種が植えられた気分だった。
次はいつもの受付階に到着。
「こんにちは…琴海様…お待ち申し上げてました…」
まだ生徒の私に、ヤナセは丁重に挨拶をしてくれる。
「こんにちはヤナセさん!今日も宜しくお願いします!」
そして私もヤナセに負けないくらい、深々と頭を下げると
ボフッ!
肩に掛けていたバックが半回転して、頭にぶつかった。
「たっ!」
「琴海様!大丈夫ですか…?」
急いでバッグを持ち上げてくれたヤナセに、頭を撫でながら照れ臭くて苦笑いをする。
「クスクス…お茶を淹れますね…奥へどうぞ…」
楽しそうに微笑みながらバッグを渡して、ラウンジの奥へ案内するヤナセの整った後ろ姿を見詰めながら付いていく。
ラブカルに通い始めた最初から、毎回行われたやり取り。
それも後残り数回。
講師として、スクールに来るようになったら、ヤナセとは何回会えるんだろうか?
受付が出来る講師は、ほんの一握りと聞いた。
だったら…
卒業したら、ヤナセとは殆ど会えなくなってしまうんじゃないのかな?
何気に浮かんだ疑問だったのに、胸の奥に小さな不安の種が植えられた気分だった。