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ラブカルチャースクール 2
第38章 M Lesson 14回目
さっきの講師の事…
聞いてみようかな?
でもまた会うかもしれないなら、敢えて聞く必要もない様な気がするし…。
「琴海様…お茶が冷めてしまいますので…宜しかったら…」
固まって考え込んでいる私を気にしてか、ヤナセは現実に引き戻してくれるかの様にお茶を勧めてくれた。
「はっ!そうですよね!せっかくの『サリュー』が!」
慌ててカップに手を伸ばし口元に近付けると、フレッシュなオレンジの香りが鼻腔をくすぐった。
美味しそうな香りに思わずクンクンと鼻を引くつかせていると、ヤナセは柔らかく微笑みながら『サリュー』の説明を始める。
「『サリュー』は…ルイボスティーに…オレンジの香り付け…カモミールがふんだんに入っております…カフェインも少なく…カモミールにはリラックス効果や粘膜を刺激や炎症を和らげる効果もあるそうです…」
「凄〜い!お茶の力、侮れませんね!」
姉さんの特製『スペシャルハーブティー』とか、めちゃめちゃ効能がありそうだな。
「えぇ…本当に…」
穏やかに微笑んで頷くヤナセの説明は、いつも本当に解り易い。
医師免許も持っているヤナセだから、元々脳細胞の作りが違うんだろうけど、こんなにたくさん知識を覚えるのは、それ相当の時間と労力を割いているのは明らかだ。
でも何より…
それをひけらかすのではなく、全てが相手のためを思って惜しみなく与えてくれる真心に尊敬の念が湧き上がり…
この『サリュー』の様に、心が温かくなる。
「美味しいお茶を、いつも有難うございます」
ヤナセの一万分の一でも、及べるくらいに頑張ろうと思った。
聞いてみようかな?
でもまた会うかもしれないなら、敢えて聞く必要もない様な気がするし…。
「琴海様…お茶が冷めてしまいますので…宜しかったら…」
固まって考え込んでいる私を気にしてか、ヤナセは現実に引き戻してくれるかの様にお茶を勧めてくれた。
「はっ!そうですよね!せっかくの『サリュー』が!」
慌ててカップに手を伸ばし口元に近付けると、フレッシュなオレンジの香りが鼻腔をくすぐった。
美味しそうな香りに思わずクンクンと鼻を引くつかせていると、ヤナセは柔らかく微笑みながら『サリュー』の説明を始める。
「『サリュー』は…ルイボスティーに…オレンジの香り付け…カモミールがふんだんに入っております…カフェインも少なく…カモミールにはリラックス効果や粘膜を刺激や炎症を和らげる効果もあるそうです…」
「凄〜い!お茶の力、侮れませんね!」
姉さんの特製『スペシャルハーブティー』とか、めちゃめちゃ効能がありそうだな。
「えぇ…本当に…」
穏やかに微笑んで頷くヤナセの説明は、いつも本当に解り易い。
医師免許も持っているヤナセだから、元々脳細胞の作りが違うんだろうけど、こんなにたくさん知識を覚えるのは、それ相当の時間と労力を割いているのは明らかだ。
でも何より…
それをひけらかすのではなく、全てが相手のためを思って惜しみなく与えてくれる真心に尊敬の念が湧き上がり…
この『サリュー』の様に、心が温かくなる。
「美味しいお茶を、いつも有難うございます」
ヤナセの一万分の一でも、及べるくらいに頑張ろうと思った。