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ラブカルチャースクール 2
第38章 M Lesson 14回目
そう…
この太々しい態度を取るのは…
ドS、ハヤトだった。

そのハヤトは私の素朴な疑問に、下からギロッと睨みつけて

「レッスンだからに決まってんだろ!」

「そ、そうだけど!」

同じ睨みでもワタリの方が迫力があるのは、風体だけでなく威厳とオーラだろうか?

一瞬、大きな岩の様に聳えるワタリが頭に浮かびつつ、負けじとハヤトに言い返す。

「でも、普段は後から講師がくるじゃない!」

内線が鳴ってから直ぐに来た私としては、ハヤトの言い分はちょっと不服だ。

前みたいに、いつもビビってる訳じゃないからね!

チワワなりに両足踏ん張って吠えてみると、ハヤトは片眉を上げ

「もういいから、お茶!」

怒鳴り付けて、勝手に話しを終了してしまった。

なによ〜!
私、悪くないですから!

「分かりました!」

さっきまでヤナセがくれた温かい気持ちが、すっかり薄れそうになる。

ここに来てまさかのハヤトとは…
ラブカルコンピュター、私を試練の谷底に突き落とす気だろうか?

バッグを隅に置いて、給湯場所へ肩を落としながら立つと、背後になにやら気配を感じた。

ドックン!

若しかして…?

恐る恐る振り返る…

「あっ…」

お茶を淹れろと命令したハヤトが直ぐ後ろに立っていて、一気に緊張感が襲ってきた。

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