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ラブカルチャースクール 2
第38章 M Lesson 14回目
「琴海様…大丈夫ですか?」
心配しながらも、明らかに声も目付きは怒っているのが分かる。
こんなヤナセ、珍しい…
スタンダードから続いて、前回の事もあるから、警戒していたのかもしれない。
ただ頬っぺたを摘まれただけだし、ここで迂闊な事は言えない気がした。
「はい!大丈夫ですよ〜!」
精一杯笑顔を作って、なんとかこの場を凌ごうと思ったのに
「なんだよヤナセ。盗聴器でも仕込んでんの?ただ頬っぺたを揉んでただけだよ」
きゃぁ〜!なんて事言うのよ〜!
ただでさえ隠し事出来ないんだから、バレバレじゃない!
ハヤトがヤナセに食って掛かってしまったから、なぜだか反射的に弁明を始めた。
「ちょっ!ハヤト…ヤナセさん、ハヤトが頬っぺたを揉むのは、いつもの事でして〜」
「揉む?抓っていたの間違いだろ…琴海様の頬が赤くなっているぞ…」
ヤナセは綺麗な指先を私の頬にそっと当てながら、ハヤトを鋭く睨み付ける。
怒られているのはハヤトなのに、なぜか私が恐怖にプルプルと震えてしまう。
「チッ!」
「琴海様…痛いですか…?」
拗ね気味に舌打ちするハヤトを一瞥して、ヤナセは目線まで下がって顔を覗き込んでくる。
心配そうに揺らぐヘーゼルは、優しい光に戻っていて、少し感情的になっていた私の気持ちも、ヤナセの綺麗な瞳に吸い込まれていくかのようだった。
心配しながらも、明らかに声も目付きは怒っているのが分かる。
こんなヤナセ、珍しい…
スタンダードから続いて、前回の事もあるから、警戒していたのかもしれない。
ただ頬っぺたを摘まれただけだし、ここで迂闊な事は言えない気がした。
「はい!大丈夫ですよ〜!」
精一杯笑顔を作って、なんとかこの場を凌ごうと思ったのに
「なんだよヤナセ。盗聴器でも仕込んでんの?ただ頬っぺたを揉んでただけだよ」
きゃぁ〜!なんて事言うのよ〜!
ただでさえ隠し事出来ないんだから、バレバレじゃない!
ハヤトがヤナセに食って掛かってしまったから、なぜだか反射的に弁明を始めた。
「ちょっ!ハヤト…ヤナセさん、ハヤトが頬っぺたを揉むのは、いつもの事でして〜」
「揉む?抓っていたの間違いだろ…琴海様の頬が赤くなっているぞ…」
ヤナセは綺麗な指先を私の頬にそっと当てながら、ハヤトを鋭く睨み付ける。
怒られているのはハヤトなのに、なぜか私が恐怖にプルプルと震えてしまう。
「チッ!」
「琴海様…痛いですか…?」
拗ね気味に舌打ちするハヤトを一瞥して、ヤナセは目線まで下がって顔を覗き込んでくる。
心配そうに揺らぐヘーゼルは、優しい光に戻っていて、少し感情的になっていた私の気持ちも、ヤナセの綺麗な瞳に吸い込まれていくかのようだった。