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ラブカルチャースクール 2
第38章 M Lesson 14回目
「その度って…」
しょっちゅう鳴らしてしまったら、それこそ『立会い』レッスンになりそうだ。
でも何より、そこまで心配を掛けさせてしまっているのは私な事に、申し訳なくなる。
もっとしっかりしなきゃ…
ハヤトだっていつまでもセイジへの感情の矛先を向けてきてしまう。
「分かりました…なるべく鳴らさない様に頑張ります!」
「なるべくってなんだよ」
ハヤトはヤナセの視線を気にしつつも、片目を細めて顰めっ面をする。
「無茶だけはしないで下さい…琴海様…」
「はい!絶対にしません!ねっハヤト!」
念押しする様にハヤトに振ると、観念した様に溜め息を吐いた。
「しねぇ〜よ」
その言葉を受けて、ヤナセはやっと引き下がる。
「畏まりました…ではレッスン、頑張ってください…」
そう言って、綺麗なお辞儀をしたヤナセの顔はまだどこか憂いを湛え、ヘーゼルの瞳が切な気に見える。
控え室のドアは静かに閉められ、ヤナセは受け付けのラウンジに戻っていった。
「ヤナセさん…」
そんなに心配をそうな目をして…
きっと一匹でお使いに出すワンコを見送る気持ちなのかもしれない。
「たく…大袈裟なんだよ、ヤナセは」
ハヤトの言い草に、ちょっと引っ掛かったけど、いちいち気にするのも止めておく。
「もう〜ハヤト!いいから、レッスン始めよう!」
「わっ!なんだよ!いきなりやる気モードになって!」
「いいでしょ!いつまでも言ってると、ブザー鳴らしちゃうよ!」
「はぁ〜!?ふざけんな!」
防犯ブザーで脅しつつ、ハヤトの背中を押してレッスン室へ入っていった。
しょっちゅう鳴らしてしまったら、それこそ『立会い』レッスンになりそうだ。
でも何より、そこまで心配を掛けさせてしまっているのは私な事に、申し訳なくなる。
もっとしっかりしなきゃ…
ハヤトだっていつまでもセイジへの感情の矛先を向けてきてしまう。
「分かりました…なるべく鳴らさない様に頑張ります!」
「なるべくってなんだよ」
ハヤトはヤナセの視線を気にしつつも、片目を細めて顰めっ面をする。
「無茶だけはしないで下さい…琴海様…」
「はい!絶対にしません!ねっハヤト!」
念押しする様にハヤトに振ると、観念した様に溜め息を吐いた。
「しねぇ〜よ」
その言葉を受けて、ヤナセはやっと引き下がる。
「畏まりました…ではレッスン、頑張ってください…」
そう言って、綺麗なお辞儀をしたヤナセの顔はまだどこか憂いを湛え、ヘーゼルの瞳が切な気に見える。
控え室のドアは静かに閉められ、ヤナセは受け付けのラウンジに戻っていった。
「ヤナセさん…」
そんなに心配をそうな目をして…
きっと一匹でお使いに出すワンコを見送る気持ちなのかもしれない。
「たく…大袈裟なんだよ、ヤナセは」
ハヤトの言い草に、ちょっと引っ掛かったけど、いちいち気にするのも止めておく。
「もう〜ハヤト!いいから、レッスン始めよう!」
「わっ!なんだよ!いきなりやる気モードになって!」
「いいでしょ!いつまでも言ってると、ブザー鳴らしちゃうよ!」
「はぁ〜!?ふざけんな!」
防犯ブザーで脅しつつ、ハヤトの背中を押してレッスン室へ入っていった。