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ラブカルチャースクール 2
第38章 M Lesson 14回目
バッタン!
レッスン室のドアが勢い良く閉まったが、基本的な事実に気付く。

「おい琴海!着替えもしてないし、タブレット置いてきちまっただろ!」

「あっ!そうだゴメンね!」

「たく〜着替えてくるから、琴海もサッサと脱げ!」

ハヤトは相変わらずな命令口調で、また控え室に戻っていった。

「あははは…せっかち過ぎた」

ヤナセの羞恥プレイを意識する余り、暴走してしまった自分に恥ずかしくなる。

「そういえば、今日の体位も確認してない」

小部屋でローブに着替えながら、割と穏やかに課題の体位の事まで考える余裕も出来ていた。

着替え終わってお部屋を出ると、適当そうに腰紐を結んだハヤトが、タブレットを真剣にタップしている。

そんなハヤトの姿が新鮮に感じて、口元が少し綻んでしまう。

「どうしたのハヤト?」

「今日の課題だよ!3つでいいか?」

「うん!大丈夫だよ!」

なんか会話も妙にスムーズになっているのは…
案外、防犯ブザー効果なのだろうか?

ハヤトはタブレットを操作しながら、前回のレッスンの事を言ってきた。

「課題は2つだけだったんだな?」

「あっうん!ワタリが…無理のない様にって」

「ふぅ〜ん、まぁ解らなくもないけどな…」

えっ!?
解らなくもない?
それって、ハヤトもワタリのあの『ビックリキャノン砲』を見た事があるのだろうか?

やはり同性の目から見ても、あのデカさは脅威なのかもしれない…。

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