この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第38章 M Lesson 14回目
ドックン…ドックン…ドックン…

セイジの元カノの素性に触れる事に、緊張感が走って、脈が早まっていく。

平静を装わないと、余り根掘り葉掘り聞いたりしたらあからさまだもの。

「そっか…お世話になったから、ハヤトはその子の借金を背負おうとしたんだね…」

身内でもお金も事で揉めたりするのに、敢えてハヤトが肩代わりしようとしていた理由が見えてきた。

私の言葉を聞きながら、ハヤトはジッと見据え

「…琴海…顔、引き攣ってんぞ」

「えっ!ウソ!」

頑張って微笑んだつもりが、引き攣って見えたらしい。

「たく…そんなんで本当に講師が勤まるのかよ」

「だ、大丈夫よ!」

呆れた感じで突っ込まれてしまったけど、ハヤトだって感情的になるじゃない!
…とは、今は言えないけど…。

「私の顔は今はどうでもいいじゃない!ハヤトは恩返ししようとしたんでしょ!」

話しを軌道修正をすると、ハヤトは小さく溜め息を吐き、素っ裸なのを気にせずに片脚の膝を立て顎を乗せた。

「まあな…それぐらい本当に俺たち兄弟に、良くしてくれたんだよ…身内って言うより、家族みたいだった…」

その時の情景でも思い浮かべているかの様に、遠い目をしたハヤトの顔が優しく見えて、私は妙な苦しさが胸に広がった。

/2183ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ