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ラブカルチャースクール 2
第38章 M Lesson 14回目
ドックン…ドックン…ドックン…
セイジの元カノの素性に触れる事に、緊張感が走って、脈が早まっていく。
平静を装わないと、余り根掘り葉掘り聞いたりしたらあからさまだもの。
「そっか…お世話になったから、ハヤトはその子の借金を背負おうとしたんだね…」
身内でもお金も事で揉めたりするのに、敢えてハヤトが肩代わりしようとしていた理由が見えてきた。
私の言葉を聞きながら、ハヤトはジッと見据え
「…琴海…顔、引き攣ってんぞ」
「えっ!ウソ!」
頑張って微笑んだつもりが、引き攣って見えたらしい。
「たく…そんなんで本当に講師が勤まるのかよ」
「だ、大丈夫よ!」
呆れた感じで突っ込まれてしまったけど、ハヤトだって感情的になるじゃない!
…とは、今は言えないけど…。
「私の顔は今はどうでもいいじゃない!ハヤトは恩返ししようとしたんでしょ!」
話しを軌道修正をすると、ハヤトは小さく溜め息を吐き、素っ裸なのを気にせずに片脚の膝を立て顎を乗せた。
「まあな…それぐらい本当に俺たち兄弟に、良くしてくれたんだよ…身内って言うより、家族みたいだった…」
その時の情景でも思い浮かべているかの様に、遠い目をしたハヤトの顔が優しく見えて、私は妙な苦しさが胸に広がった。
セイジの元カノの素性に触れる事に、緊張感が走って、脈が早まっていく。
平静を装わないと、余り根掘り葉掘り聞いたりしたらあからさまだもの。
「そっか…お世話になったから、ハヤトはその子の借金を背負おうとしたんだね…」
身内でもお金も事で揉めたりするのに、敢えてハヤトが肩代わりしようとしていた理由が見えてきた。
私の言葉を聞きながら、ハヤトはジッと見据え
「…琴海…顔、引き攣ってんぞ」
「えっ!ウソ!」
頑張って微笑んだつもりが、引き攣って見えたらしい。
「たく…そんなんで本当に講師が勤まるのかよ」
「だ、大丈夫よ!」
呆れた感じで突っ込まれてしまったけど、ハヤトだって感情的になるじゃない!
…とは、今は言えないけど…。
「私の顔は今はどうでもいいじゃない!ハヤトは恩返ししようとしたんでしょ!」
話しを軌道修正をすると、ハヤトは小さく溜め息を吐き、素っ裸なのを気にせずに片脚の膝を立て顎を乗せた。
「まあな…それぐらい本当に俺たち兄弟に、良くしてくれたんだよ…身内って言うより、家族みたいだった…」
その時の情景でも思い浮かべているかの様に、遠い目をしたハヤトの顔が優しく見えて、私は妙な苦しさが胸に広がった。